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lineage もうひとつの物語
序章
出逢
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し遅れました。私はナターシャ。シルバーナイトタウンに向かう途中仲間とはぐれてしまって」

そう言うと頭を下げる。

「先程は危ないところを助けて頂きありがとうございました。」

この可愛い生き物は同じ人なのか?

やばいぞこれは。

己と格闘しながらアレンはここよりは安全な河原へと移動を促す。

「ここよりあちらの河原のほうが安全です。自分の荷物も置いてきてしまったので移動しましょう」

滞りなく移動を果たした二人は適当な大きさ岩に腰を下ろす。

「お仲間とはどの辺りではぐれたかわかりますか?」

「それがわからないのです。砂漠から森に入ってすぐスコーピオンと大きい蟻、小さい蟻3匹に遭遇しまして 仲間の二人が対処していたのですが後から先程のスケルトンに襲われてしまいまして・・・・」

「戦っているうちに離れてしまったということですね」

「はい・・・」

落ち込む少女に対し明るく答える

「大丈夫!今の話を聞いた限りではそう離れてなさそうです」

「それにお仲間さんはそのモンスターにやられることはないのでしょう?だったらあなたのこと探してるでしょうしすぐ合流できますよ」

大きな蟻といえばジャイアントアントソルジャーだ。余程腕が立つ者でない限り勝つことは難しい。そこにスコーピオンもいたというから目も当てられない。
仮に自分が出会ったとして生還は絶望的だ。お仲間の腕に期待するしかない。

ナターシャは少し驚いた表情を浮かべつつ次第に笑顔になり

「そうですね!彼らが負けるはずはありません」

柔らかな笑みを浮かべ

「ほんとうにありがとうございます。私一人だと例えモンスターをどうにかできても寂しさで泣いてたかもしれません」

惚れた!!!
その笑顔は反則だ!
いや!冷静になれ俺!!

「こ、ここならお仲間も見付けやすいでしょうから待つほうがいいでしょう。」

「そうですね。闇雲に動くよりいいかもしれませんね。気長に待ってみます。」

「もちろんご一緒しますよ」

よし!仲良くなるチャンス到来だ!


とりあえずナターシャに食事を分け与えてからはアレンが一方的に訓練所での失態や冒険にでるまでの経緯などを語り、ナターシャは笑顔を持って答えるという場所が場所なら仲睦まじいカップルに見えたかもしれない雰囲気を醸し出していた。年齢が違ったならその日の出来事を子供が母親に話す親子のように見えたといっても変わりはないだろうが。


段々口数も減り随分と陽が傾いてきた。
あれから三時間は経ったであろうが未だに仲間の姿は見えない。
少女の顔にも不安が見てとれる。

マズイ
非常にマズイ

夜になるとアンデッドは強力になりモンスターの活動が活発になる。ま
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