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lineage もうひとつの物語
序章
出立
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を下流方向にあたる西へ行き森を通らず砂漠へ抜けるか来た道を戻るかだ。
最も川沿いを進めば北へ曲がっているため途中から森を突っ切ることになるのだが。
当初の予定では戻るつもりだったが先程の戦闘で冒険心が刺激されてしまったようだ。
地図を眺めながらルートを確認していると上流側に気配を感じた。
荷物はそのままに立ち上がりツーハンドソードを握り混む。
視線はもちろん上流側から離すことはない。

見えた!

約100メートル先に人影が三つ!

よく見てみるとどうやら人がスケルトン2体と戦っているようだ。

助けに入るかどうか見据える。
ある程度の実力がある冒険者相手だと獲物の横取りと思われてしまうときがある、が

危ない!

咄嗟に走り出す。
人影はバランスを崩し尻餅を着いたところにスケルトンの剣が降り下ろされる、が、カスッただけのようだ。
そのまま走りながらツーハンドソードを背中へ戻し腰からシルバーソードを抜き放つ。
アンデッドのモンスターは悪魔がのりうつっており悪魔本体は靄のような形状のため普通の武器では効果が薄い。
銀製の武器なら悪魔に直接効果があるのでシルバーソードを選択した。

スケルトンを背後より袈裟懸けに叩き斬る!
そして横薙ぎに斬りつけ首を飛ばす。
崩れていくのを横目に件の人物と対峙しているスケルトンの胸部へシルバーソードを突き刺す。
靄の形状をした悪魔が断末魔をあげ、そのままスケルトンは崩れていった。
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