第51話 旅、それと仲間
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「いつかまた会えるといいな。」
青蛾「え?この都を出て行くのですか!?」
神子たちを霊廟に埋葬した後、俺は旅をすることにした。 まぁ、考えてみろよ?俺が始めにここに来てから10年以上経つ。来たときの見た目は10代後半、お解りいただけたかな? そう、言えば不老。明らか不自然だ。
「ずっと此所にいては正体がいずれバレるからな。」
青蛾「はぁ……、帰ってきたときはちゃんと会ってくださいよ?私は此所で居ますので。」
「ああ。----じゃあな。」
青蛾「はい…また....」
またな、青蛾…
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変身を解いて現在は農村跡を歩いている。え、何で解いてんだよって? 気分だよ気分。
?「あれはまさか…翔様か?」
およ?前方に100ばかりの妖魔の軍勢が居るな…って、あの妖怪は----
蝟怪「やはりそうだ…!翔様、お助けくだされ、我々は神の野郎どもの奇襲を受けたのです。なにとぞ支 援を!」
こいつはゲームなんかに出る有名な針鼠の妖怪。鎧から針がはみ出して一瞬で分かったな。
まて、今後ろから来た軍勢に大和の神々も居るじゃないか…
蝟怪「自分は援護をs」
「ヒャッハー!いっくぞぉ!!!」
蝟怪「ふぁ!?」
神々の頭上に、俺が放った緑色の玉が降下していく----
神「フン!当たらなければどうという事はない!(キリッ」
(…彼奴は死んだ。)
\(☆デデーン☆)/
「そして誰もいなくなった、とさ。」
見ろ、神がゴミのようだ!
蝟怪「同じ妖とは思えない…」
「年期が違うのだよ、年期が----また会おうぜ」
あ〜ばよ、とっつぁあん! そう言いながら走り去ろうか、なんて考えていると不意に腕をつかまれ止まった。
蝟怪「待ってくだされ、我々の統治者となってくだされ!」
「は?」
待て、しばし待て。俺がこいつらの統治者?問題だろ。だって、蝟怪にしろ神に追われるほど悪名高い妖。
(まて、逆に考えるんだ!)
「蝟怪、お前の強さは知っているが能力も教えてくれないか?」
蝟怪「はっ、自分は『無限の針を操る程度の能力』です。」
うん、普通に強い。…一人くらい悪名高い奴を味方にしても良いか。
「よし、なってやろう。」
蝟怪「おお!有難し!!----おい、喜べよ瘧鬼、蛟、睚眦。あの翔様が我々の統治者になられるぞ」
3人「な!あの神代から生きる大妖か!?」
(…訂正、どうやら俺はとんでもない奴を味方につけたらしい。)
しかも人数だ。彼らは一人100の軍勢、つまり合計は400----この時代だと大軍勢、クソ程目立つだろう。 絶対俺の元にいつか勝ち込みが来る羽目になるな…うぅぅ、俺
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