暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン  〜生きる少年〜
第一章   護れなかった少年
第十四話   第一層ボス編    前編
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
てアスナさんとすかさずスイッチして、アスナさんが、センチネルの唯一の弱点、喉元にかなり洗練された細剣基本スキルである《リニアー》を繰り出し、硬直が解けるや否や、喉元を最小限の動きでちくっ、と刺す。これでセンチネルのHPがゼロになって、消滅する。

今、僕たちはキリト達が余りに働き過ぎて出番が無いため、二人ずつに分かれている。

ちなみにキリト、アスナさんと僕、ネオン。

そしてボスのHPも三段目。

センチネルの動きを見ながら、キリト達の方を見れるのもなれてきたからである。

とは言え、油断は禁物。前に向き直る

と、そのタイミングで、センチネルが斧を振りかぶる。

それを見て、リベルテ・ブレイドを構える。

ちなみに言っておくと僕にはキリトみたくあんな上空まであげることは出来ない。

なら何を狙うか。

......その答えは《武器破壊》だ。

武器にも耐久力は有り、弱点も存在する。その弱点を突くと、普通より耐久力が多く減る。

......なので......。

「ハァァッ!!」

センチネルがハルバードを振り下ろした瞬間、わずかだが、行動が止まる。

その瞬間を狙ってハルバードの斧部分の金属の根元に向かって、曲刀基本スキル《リーパー》をただ今研究中の、システムアシストだけでは無く、放つときに体を意図的に動かし、技の威力や速度などを上げることの出来る技術をフルで使って、当てる。

ちなみにこういうシステム外スキル、ハマれば大きいが、少しでもミスると、多大な被害を被る可能性があるので出来るだけ使いたくは無かった。

が、それだけのリスクに答えるかの用に、センチネルのハルバードが砕け散り、(実際5回くらい繰り返したけど)大きくバランスを崩す。

その瞬間、「スイッチ!」と叫びながらネオンが走ってくる。そして交代。

ネオンが両手槍突進スキル《シャルジュ》を、喉元一点に当てる。と、センチネルのHPが半分近く減り、更にネオンが硬直時間が終わった瞬間に、三連発で、通常の攻撃を喉元に当て、センチネルのHPをゼロにする。

と、同時に前線からおおっしゃ!というような歓声がはじけた。

どうやら遂にボスのHPゲージ最後の一本になったらしい。

三本目のHPゲージを削った長物隊のF、G班が後退し、代わりに全回復を終えた、ディアベルさん率いるC隊がボスに向かって突進していく。


「ウグルゥオオオオーーーー!!」

《イルファング・ザ・コボルトロード》が今までで一番大きい雄叫びを放ち、同時に壁の穴から最後の《ルインコボルト・センチネル》が三体出てくる。

そしてそのうちの一体がキリトたちの方に向かい、残りの二体がE隊に向かってく。

......あらら。僕らの仕事がない
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ