暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
ALO
〜妖精郷と魔法の歌劇〜
遺された悪意
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が、荒かった。
それなのに、《声》は聞こえた。
耳を塞いでいるのに、まるで頭の中に直接捻じ込まれているように聞こえる。
『ウン、アイツニモ辟易トシテキタトコダッタシ、イイ頃合ダッタナ。餌モタップリ貰ッタシ、ココデジットシテルノモ飽キタ』
そう言って、内部の緑色の液体が抜け落ちて空っぽの水槽の中に落っこちている眼球の血走った瞳孔が、ギロリとこちらを向いた。それが細められるのを見、アスナは背筋をゾッとしたものが走るのを感じた。
嗤っているのだ。
コレは、この眼球はアスナたちを見て嗤っているのだ。
笑って、嗤って、哂っている。
『ヨシ、
次
(
・
)
ハ君ニシヨウ』
瞬間、瞳孔が不気味に光り、アスナの意識を真っ黒に塗りつぶした。
キ……リト………く
小さなその呟きは、あっという間に消え去った。
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