第147話 Jupiter
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凄まじい魔力を感じた。驚いて振り返ると、緑色に光り輝く『ブラックテンプラネット』が宙を漂っていた。
リョ「これが宇宙を支配しようとしてるのか。やっとご対面だぜ。ん?あれは・・・」
気のせいか?『ブラックテンプラネット』の中に何かが写っている気が・・・近づいて見ると、惑星が写っていた。その惑星は―――――
リョ「も、木星だ・・・!」
父さんから木星について教えてもらった事を思い出す。太陽系の第5惑星。最もでかい惑星で、地球上の植物を見守る巨大な神の惑星とゆう伝説から、『巨木の惑星』と呼ばれているらしい。この『ブラックテンプラネット』は、木星を支配するのか・・・!俺は更に拳を固く握り締める。
リョ「ぜってぇ〜に止めてやるっ!」
杖代わりに持っていた『天力剣』と、『銀覇剣』を腰から抜いて振りかざそうとしたその時、『ブラックテンプラネット』の緑色の光が輝きを増した。
リョ「いったい、どうなってやがるっ!?」
俺はあまりの眩しさに目を覆った。
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リョ「えっ?ここは・・・?」
目を開けると、そこはコロールの森ではなく、四方八方緑色の空間だった。俺はその空間の中で漂っていた。
リョ「あ、あれ?『ブラックテンプラネット』は・・・!?」
『ブラックテンプラネット』を見つけようと辺りを見回していると、ふと視線に止まったのは球体型の惑星(?)のようなもの。あ、あれは・・・!間違いないっ!
リョ「木星だっ!」
幼い頃、父さんと一緒に望遠鏡で見た木星と瓜二つだ。こんな間近で見られるなんて思っても見なかった。だが、ここは宇宙ではない事はすぐに分かった。木星はあるが、そのすぐ傍にあるはずの火星と土星は?地球だってない。つまりここは・・・
リョ「『ブラックテンプラネット』の中ってゆう事かよ・・・」
?「正解だ。」
リョ「!?」
驚いて声のした方を振り向くと、
リョ「えっ?」
そこには俺と同い年くらいの男がいた。緑色の短髪に、緑と茶色のまだら模様の服を着て、草履を履いている手には柄が緑色で、聖剣とは少し違う剣を腰に差している。そいつの緑色の瞳には光が射し込んでいない。俺は持っていた『銀覇剣』の剣先を男に向けて、
リョ「お前は誰だ。」
すると男は少し威張るような口調で、
ジュ「俺は木星の守護神、ジュピターだ。」
しゅ、守護神ッ!?木星のっ!?俺は開いた口が塞がらなかった。だが、その後ジュピターが言った一言にますます開いた口が塞がらなくなった。
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