暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
ロノフィンは何処に?
明星の英雄
ロノフィン組A
[10/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
顎をその笛で殴ってくれ。
ドレイク、ワーノルドが攻撃を行った後、ドスゲネポスの左脚第二関節を。
残る私が最後に左腕結合関節を突く。」

「…何かあるんですか?」

「まあ、やってから驚いてみようか。さあ、来たぞ!」

碧色の鱗に縞模様の体表皮、二本の牙に一対のトサカ
―――鳥竜ドスゲネポス

ドスゲネポスは断崖を勢いよく飛び降り、ロギア達を見つけ、喚いた。

「そおりゃっ!」

ワーノルドが初撃をエリクスの言ったとおり右側の顎にクリーンヒットさせる。
直後、ドスゲネポスは半目になりながらフラフラし始めた。
その後、ドレイクがボルタ=テーゼで左脚第二関節を斬る。
そして、エリクスが左腕結合関節を貫きドスゲネポスを瞬殺した。

「い、今何が起こった?」

ワーノルドはまだ事の次第を把握していない。

「ドスゲネポスの向かって右側の顎は、麻痺毒を流す腺が無い為
非常に衝撃が脳に届きやすい。要は打撃による脳震盪を起こし易いという事だ。
次に、左脚第二関節はドスゲネポスが麻痺毒を循環させるための神経細胞が張り巡らされている。
そこを突くという事は麻痺毒を封印するということ。
万一私がトドメをさし損ねた場合の対策さ。
最後に私が突いた左腕結合関節、そこにはドスゲネポスで言う即死のツボの様な物があるのさ。」

「そうですか、ギルドナイトすごいですね。」

ワーノルドは白々しく言った。

「いや、それほどでもないさ。」

落ち着き払ってエリクスが返す。その時、

「ぬおっ!?」

「何だ!?」

地鳴りとともに地面が揺れた。
まあ、当たり前といえば当たり前だが。

「とりあえず、この場所は危険だ。外の砂漠に出るぞ!」

「ああ!」

三人はテンノウガザミが居るエリアへと向かった。




「一体…何があったんだ?」

そこには大量の水を注がれたらしく、地質が変化して地形が変わった砂漠と
何かしらの攻撃を受け、泡を吹いて怒っているテンノウガザミの姿があった。
逃亡の際、抜け落ちた爪も今は再生している。

「何があったかは知らないが、今ならヤツを潰すチャンスだ。
少し実験してみたい事がある。」

「この際、使える作戦は何でも使おう。で、内容は?」

三人はしゃがみながら作戦を打ち合わせる。

「まずドレイク、君はガザミが食事を始めたら両方の爪を斬り下がりで斬ってくれ。
ワーノルドはドレイクが攻撃を行った後ヤツの左側の頭部を。
残った私が顔面にある触覚の間を突く。」

三人は一斉に走り出した。
ガザミは地面をハサミで突いて餌を探していた。

「せぇやっ!」

ドレイクはボルタ=テーゼで斬り下がり、間合いを取りつつ爪を斬った。

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ