暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
ロノフィンは何処に?
明星の英雄
ロノフィン組A
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すると、

「ぬおっ!爪が落ちた?」

ガザミの関節部から一対の爪が抜け落ちた。

「次ッワーノルド!」

「あ、はい!」

ワーノルドが古龍笙【戦神埜宴】で言われた箇所をぶっ叩く。
たちまちガザミは体制を崩した。

「最後ォ!」

そしてエリクスがガザミの触覚の間を貫いた。
それ以降、テンノウガザミが動く事は無かった。



「どうやら、倒したみたいだな。」

「ああ、その様だな。」

ほっと一息。

「それじゃあ、さっきの作戦のトリックを聞かせてもらおう。」

「分かった。
まず、両方の爪。これは全ての甲殻種に見られる現象で、爪の関節部に衝撃を与えると反射で関節部から爪が外れる仕組みになってる。
次に左側頭部、ここはハンターで言うこめかみの部分が居座ってるところでこちらも脳震盪を起こし易い部位だ。
最後の触覚の間、ここも即死のツボだな。」

「一体ギルドナイトはどんな訓練を受けてるんだろう…。」

ワーノルドが空を見上げながらぽつり。

「さあ、ドンドルマに戻るぞ。」

三人は帰路についた。









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「何か…外が…騒がしいな…。」

「その…ようだね…ロギア…。」

猟団部屋特設腕相撲部屋。

「コトってのは…、俺らが開発した五十連続腕相撲の事か…。」

あなた方はなんということをしてるのでしょうか。
と、二人が息を整えていると

「おい、団長!カルヴォ!」

「どうしたー、サラム。」

息せき切って扉を開けたサラムは、落ち着いてから一言。

「古龍が、このドンドルマ上空に居座ってやがるんだ!」

「なんだとぉ!?…いや、別に驚くことではないな。
で、何が来たんだ?ルコディオラか?テオか?」

「それが…、見たことも無い古龍なんだ。」

「ダニィ!?」

どこの破壊王子ですか。

「と、とにかく広場へ向かうぞ!」

「ああ。」









「あいつは…!」

上空に居座っていたのは雲を纏っている陽龍ガムロス。
その下には

「バリスタ隊、弾丸発射!」

ドンドルマのギルド直営防衛隊がバリスタを撃っていた。

「やめろ!撃つんじゃない!」

ロギアの忠告も空しくバリスタはガムロスに命中した。
キュウと風が唸る音の後、バリスタ発射隊に鋭い風のブレスを放った。

「グァァァッ!」

隊員は見るも無残に吹っ飛ばされた。

「クソッ!撃つなと言ったのに!
おいお前ら!ボウガン使ってるやつはとにかく刺激すんな!

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