龍殺しの実を求めて
明星の英雄
グノーム火山組A
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した。
「そのお守り、もとい老山龍の大爪には古来より魔除けの象徴とされる言い伝えがあるんだ。
それと共に幼い赤子に持たせた時、その赤子の反応によってその子の将来と
未来が占えるという言い伝えもあるんだ。」
「なるほど…。」
「俺はその時のハイドさんに会っててね…。君の反応をハイドさんの口から聞くことが出来たんだ。」
「えっ!?じゃあ、エイジさんは俺のことを…。」
「ああ、君が生まれる頃から知っていた。とは言うけど、実際には容姿を見たことは無く、
エイン村で会った時が初対面になるけどな。
話の続きだ。
君がハイドさんから老山龍の大爪を渡された時、どういう反応をしたか。」
「お、おう…。」
周りはただならぬ緊張に包まれていた。
「無邪気な笑顔で喜んでいたらしい。」
「…え?」
「そりゃあ聞いた俺もビックリしたさ。どんな赤子だろうと最初はビックリして泣き出すもんだぞ?
それを、ダイラス。お前はニコニコしながら見てたんだそうだ。」
「なあんだ…、てっきり悪い方じゃないかと思ったぜ。」
「いや、それなんだが。占いの方は『その赤子には未来永劫の無病息災が保証されるが、その世界は地獄絵図になる』だったんだぞ?」
「…は?」
一同驚愕
「一応、嘘は言ってないからな?これは本当のことだ。
…と、そうこういってる間に打上げタル爆弾だな。」
「うお、マジか!」
エイジ以外は打ち上げられるはずの山の斜面の方を見ていなかったので気づかなかった。
「それじゃあ皆、リタイアだ。」
「ああ。」
「すまなかったな、ニャン次郎。」
「こんくらいなら朝飯前でござんすニャ。それじゃあ次会う時までさらばでござんす!」
ニャン次郎はタルを転がし去っていった。
「よし、エイン村へ戻るぞ!」
「ああ、早くエイン村へ戻んねえとな。」
五人のハンター達は村の玄関へと歩き出した。
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