暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
龍殺しの実を求めて
明星の英雄
グノーム火山組A
[3/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
カーネロスが降り立っていたのは秘境と呼ばれるエリア。
上位クエスト以降、稀に降り立つことのあるエリアだ。
近くには虫が漂い、鉱石の眠る割れ目がある。

「…。」

「おわぁ!…居たのかよマトレガ。」

マトレガがカーネロスの横で黙々と弾丸を吟味し装填していた。

「うっし、お先に!」

カーネロスは断崖から飛び降りた。

「…。」

マトレガもそれに続く。




「いたか!」

第一発見者はエイジとノア。

「それっ!」

ノアが対弓【陸戦空射】で射抜く。その弓にはペイントビンが装填されており、着矢後匂いが拡散した。
天空の王者は突然の奇襲にも怯まず、咆哮を上げた。

「効かん!」

咆哮にも臆せず、エイジはメルトブレイヴァーで斬りかかる。
黒の甲殻剣は骨を焼き、白の甲殻剣は獲物を苦しめる。
ノアもペイントビンから強撃ビンに装填し直し、リオレウスの背中部分を射抜く。

「おーっ、居た居た!」

遅れてダイラスが到着。フラストレーションを構え、リオレウスへ歩み寄った。
そして、殴りつけかちあげる。
さすがのリオレウスもこれには参ったか、一度怯んだ。
だが、さすがは天空の王者。怒り状態へ移行し、気高き咆哮をあげる。

「ックソ!耳栓が欲しい!」

その場でダイラスが耳を塞ぐ。

「でぇぇぇい!」

リオレウスの咆哮に負けず劣らず気合の入った掛け声。
そこには陸海空覇剣【孤高】を振り上げたカーネロス。
遠くから、マトレガの援護射撃も視認出来た。
その瞬間だった。

「グッ…。」

「うおお…!」

「う…るせぇ。」

聞いたこともないような猛々しい咆哮と共に、全身の鱗は煌赤色から黒めの赤へと変貌。
全身を暗黒の紫電が飛び交い、その姿はまるで煌黒龍の様。
その声が響き渡った後、エイジがふと一言。

「恐火竜…。」

その瞬間エイジが吹き飛ばされた。
グラビモスの天殻さえも使っているグラビドXシリーズが、やけに軽く思えた。

「エイジさん!…のやろぉー!」

ダイラスは両手に携えたハンマーで変貌したリオレウスの頭を殴る。だが

「っぐぐ!かてぇ…。」

殴るためのハンマーは弾かれ、ダイラスの手に痺れを伝える。

「…!」

マトレガの水冷弾もなんなく弾かれ、まるで本当にモンスターかと問いたくほど。
そして目を疑ったのがブレスだった。

「危ない!」

ダイラスが一瞬気を抜いたその瞬間、リオレウスはなぎ払うような炎のブレスを吐いた。
カーネロスが緊急回避のついでに吹っ飛ばしてくれなければあのブレスに焼かれていたであろう。

「なんなの、あのリオレウス…。」

ノアが陸戦空射を背中にしまう。その
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ