暁 〜小説投稿サイト〜
モンスターハンター 〜厄災の狩人達〜
龍殺しの実を求めて
明星の英雄
グノーム火山組A
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狩人がいた。

「えっと…エイジさん、ですよね?」

「ああ、そうだが?」

何故グラビドXヘルムを脱がないのかは三人にも理解できなかった。

「ところで何の話をしていたんだ?」

「ああ、せっかく朝早くに集まった事だし狩りでもしようかと思ってたんです。」

「それなら火山へ行こう。俺たちが集める物は龍殺しの実。ここから行ける火山にはかなり大量にあるはずだ。」

「となると…。」

カーネロスはクエストカウンターへ出向き依頼書を吟味し始めた。
そして一つの依頼書に目を留めた。

「このクエストなんかどうです?」

依頼内容は火山での火竜リオレウス一頭の狩猟。

「なるほど。昨日のリオレイアとの戦闘でパターンはこいつらに慣れきっているからな。よし、カーネロス。
 その依頼を受注してくれ。」

「分かりました。」

と、カーネロスはクエスト契約金を支払い依頼を受注した。その後、他四人がその依頼に参加した。

「あれ?なんで四人参加できるんだ?一つのクエストには三人までしか参加できないはずじゃ…。」

とダイラスが首をかしげる。

「なんだ?ガイルさんの行動を見てなかったのか。これは多人数参加型クエストと言ってな。
 地方により規約は様々だが、一つのクエストに大人数が参加できるようにしたシステムさ。
 どうやらここの規約は契約金が五割増しになるようだが。」

と、エイジが説明する。

「なるほど。そうだ、道具類はもう準備してあるからいいんだった。」

「そういうこと。じゃあ行くぞ!」

カーネロスが先陣切って集会所クエスト出口から歩み出た。







「うぉー!ここがグノーム火山かー。」

景色を見晴らすダイラス。
だが、どこで降ろされたか分からずただ見回すのみ。

「ここ…どこだ?」

ダイラスが今居るのはグノーム火山の火口付近、エリア九の位置である
ダイラスはそこに、火口を見渡せる向きで立っており右側にエリア八へ向かう道が、
左側に火口内部の安全地帯へと続く道がある。

「う〜ん…。下へ行けばリオレウスも居るかな?」

と、ダイラスは右側へ向かって走り出した。




「おっ、俺とノアはベースキャンプからスタートか。」

「その様ですね。」

エイジとノアはベースキャンプからのスタート。
左側は天高くそびえたつ大樹の幹があるエリア。
右側は草食動物――とはいってもアプトノスやケルビなど――が餌場とするエリア。

「とりあえず、火山のほうへ向かおう。」

「うん。そっちの方にリオレウスの気配を感じる。」

と、二人は大樹のエリアへ向かった。




「っちぃ〜!ここは秘境か…。」


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