戦闘校舎のフェニックス
第28話
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イヴェル・フェニックスですわ」
「望月朔夜だ。好きに呼んでくれ」
ゲームの時は一度しか名乗ってなかった。相手の情報は事前に調べていたから名前とかは知っていたが。
「では朔夜様と」
「別に様なんてつけなくてもいいんだが」
「尊敬に値する殿方を呼ぶのですから様付くらい。それに好きに呼んでいいと言ったのはあなたですわよ」
そういわれると言い返せないな。
「時に、赤龍帝はどうなさいましたの?」
「直に来るだろうさ。パーティーを盛り上げにな」
「ならお兄様のためにこのパーティーを盛り上げてください」
さて、お望み通りになるだろうか。
そうしていると前の舞台にライザーが現れた。
「冥界に名だたる貴族の皆様!ご参集くださり、フェニックス家を代表して御礼申し上げます」
ライザーが舞台で挨拶をしていた。その姿を見て一言。
「あいつ、あんな言葉づかいもできたんだな」
「あんな兄ですがフェニックス家の一員ですから、相応な教育は受けていますわ」
フォローしているが言いたいことは分かったようだ。
「本日皆様に御出で願ったのは、この私ライザー・フェニックスと、名門グレモリー家の次期当主リアス・グレモリーの婚約と言う歴史的な瞬間を共有していただきたく願ったからであります」
振り返るようにして手を広げる。
「それでは、ご紹介いたします。わが妃、リアス・グレモリーです!!」
その言葉と共にドレスを纏った部長が現れる。
そして、部長が現れると同時に後ろの扉が勢いよく開かれた。
「部長ぉぉぉぉぉぉ!!!」
駒王学園の制服を着たイッセーが龍の咆哮と言わんばかりの声を張り上げた。
「ここにいる上級悪魔の皆さん!それに部長のお兄さんの魔王様!俺は駒王学園オカルト研究部所属、リアス・グレモリー様の兵士の兵藤一誠です!リアス・グレモリー様を取り戻しに来ました!」
はっきりと宣言した。その言葉に会場は騒ぎ出す。
「ここが何処だと思っている!取り押さえろ!」
ライザーの指示の衛兵らしき者たちがイッセーを囲う。
「ウフフ。では私たちも参りましょうか」
「ええ」
「・・・了解」
その衛兵に祐斗たちが向かった。
「イッセー君。ここは僕たちに任せて」
祐斗は氷の魔剣を創り出し衛兵の動きを止め
「・・・遅いです」
小猫は蹴り飛ばしていた。
「あらあら、やっときたんですね」
朱乃さんは雷を落とし軒並み気絶させていた。
「あなたはいかないんですの?」
「必要ない。それにお前たちを抑える役が必要だ」
俺は杖を抜き、マナクリスタルを出すと、ライザーの眷属を牽制する。
「朔夜様は私たちを倒せると?」
「倒す必要はない。イッセーの元に行かせなければいいんだからな」
勝つのは無理だ。主装があるわけでなけれ
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