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SAOもう一人の聖騎士
七十四層攻略その六

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キリトサイド

目覚めると、アスナが思い切り抱きついて来た、見るとクラディールがマジ切れしている。無茶した事をアスナ以上に怒っているのだろう、もはや無表情だ。

「コーバッツと後二人死んでる・・・」

吐き出すようにクラインが言う。その後彼は

「そうそう、何なんださっきのは!」

「・・・エクストラスキルだよ、二刀流。」

渋々答える。これだけの数の人間に見せたのだ、もう隠し通せないだろう。

「成程、奴等は嫉妬深いからな・・・」

と察してくれるクライン。おお、心の友よ!と思ったら違った、奴はもう一つの事にも察しが着いていたのだ。

「ま、苦労も修行の内だと思って頑張り賜え、若者よ」

前言撤回。うるせぇ黙れと毒づくと彼らは行ってしまった。

「私、暫くギルド休む。」

アスナが突然言いだした。良いのだろうか?俺は彼女に温もりを求めて・・・

「ああ・・・解った。」

迷いながらも、俺はしっかりと頷いていた。

クラディールサイド

「よお、久方ぶりだなヒースクリフ。」

血盟騎士団本部、聖騎士ヒースクリフは、にこりと微笑した。

「久しぶりだね、待っていたよ。」

俺達を見つめ彼はそう言った。
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