臨海学校 前編
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た。
どうやら今日は満月らしく、夜だというのに、月の明かりで影ができるほど明るかった。だが響はその月を見て、顔をしかめつつ小さく呟いた。
「……なんか嫌な感じな月だな。いつもと変わらない様にも見えるが……逆に今日はそれが気味悪い」
……今日見たあの兎耳、明らかにあの女のヤツだった。
響は今日海に行く前に見た地面に突き刺さっていた兎耳を思い出していた。響が見たアレは明らかに篠ノ之束のものだった。
もし束が来ているのであれば、おそらく響にもちょっかいを出してくるだろう。しかし今回はそれをしなかった。別の狙いがあるのかもしれない。
「……まぁどちらにせよ。ふざけてことしやがったらぶん殴るけどな」
言うと響は布団にもぐって眠りについた。
しかし、翌朝。響の予感は的中することとなる。
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