第144話 Earth
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る。しかも、かわす度にどんどんスピードが上がっている!飛翔の鎧より速いなんて・・・!
エ「まだ速くなるのかっ!?」
ア「てぇぇぇぇぇいっ!」
エ「うあぁぁぁっ!」
私は10mくらい吹っ飛ばされる。つ、剣1本で、これほどの強さだとは・・・私は傷を負った左腕を押さえながらよろよろと立ち上がる。
ア「お前の強さはそんなものか。」
アースが私を侮るように、光が射し込んでいない青い瞳で見る。私はその挑発に答えるように笑ってみせる。
ア「!?なぜ笑う?」
エ「お前は確かに強い。だが、心はものすごく弱い。」
ア「!?」
アースは光が射し込んでいない青い瞳を見開く。私は構わずに話し続ける。
エ「『闇』などに心を支配されるとは、地球の守護神として情けないぞ。そんなんじゃ、地球を守り抜いてはいけない。」
ア「!?」
アースは更に光が射し込んでいない青い瞳を見開く。
エ「地球は惑星の中で唯一生物が存在する惑星だ。地球が『闇』に支配されてしまったら、地球は地獄の惑星になってしまう。」
ニルヴァーナの時の、ニルビット族のように、『闇』が纏わり付くと、人々は共に殺し合ってしまうからな。
エ「それを阻止する役目は、アース、お前の役目だ。お前が『闇』に染まってどうするんだ。お前は、永遠に地球を守り抜いていくべきだろっ!!」
ア「!」
私が言い終わった時には、すでにアースの青い瞳には光が射し込んでいた。すると、アースの体が青く光りだした。アースは光が射し込んだ青い瞳で私に小さく微笑むと消えてしまった―――――
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エ「・・・!!?」
いつの間にか、私はコロールの森に戻って来ていた。私は換装を解き、いつもの鎧姿に戻ると、疲れが出てきたのか、近くの木に寄り掛かる。すると、目の前に白く光り輝いている『ブラックテンプラネット』・・・いや、『ホワイトテンプラネット』が宙に漂っていた。『ホワイトテンプラネット』は、空高く舞い上がると、見えなくなってしまった。私は『ホワイトテンプラネット』が飛んで行った空を見上げると、銀色に輝く無数の星が瞬いている。
エ「これで、地球は救われたはずだ。」
『ブラックテンプラネット』の数、残り6個―――――
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