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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
温泉
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いなー聖君は」

 はやても拍手しながら聖の元までやってきた。その顔に負けた悔しさはなく、清々しいものだった。

「お前もなはやて。久々にいい試合ができたぜ、だけど汗かいちまったな。寝る前にもう一回風呂にでも……」

 だがその言葉がまずかった。

 風呂と言う言葉を聴いた瞬間フェイトとなのはの瞳がギラリとひかり、

「じゃあお風呂にレッツゴー!!」

 聖の手を引いて一気に駆け出した。

「しまったあああああ!?」

 後悔に顔をゆがめる聖だがもう遅かった。あっという間に聖は連れ去られ見えなくなった。因みにヴィヴィオは新人達やザフィーラが相手をしているため今回はいない。

 その様子を見送りながらはやてはにやりと口元を歪ませた。それを確認したシグナムは、

「主はやて、これも貴女の作戦ですか?」

「んー? 何のことやシグナム。そんなことより私達も温泉いこか」

 シグナムの問いを軽くあしらい、はやてはにこやかに温泉へと向かっていった。




 俺の名は白雲聖。皆さん既にご存知だとは思うが現在俺は旅館の混浴風呂に入っている。いや、入っていると言うよりは投げ込まれたと言う方が正しいのかもしれない。

 なにせ到着した瞬間有無を言わさず例の二人に浴衣を一気に脱がされパンツ一丁で放り込まれたんだ。しかし実際パンツではいるわけにも行かないので、パンツを脱ぎ近くの岩場に現在は置いている。

 いや、俺のパンツはどうでもいいんだ。問題なのは現在のこの状況だ、誰か助けてはくれないだろうか。いや無理だな。

「……どうすればいいんだ」

 内心で悶々としながら聖は湯面に顔をつけぶくぶくと息を吐く。

 そんなことをしていると脱衣所と温泉を隔てる戸が開く音がした。なのはとフェイトが入ってきたのだ。

 聖はそれに気付いたものの、顔を上げようとはしない。

「えっと聖? 何をしてるのかな?」

「ブクブク(息を何秒止められるか試してるんだ)」

「何を言ってるのかわからないよ……」

「ブクブク(じゃあ気にするな)」

 フェイトの問いに聖は答えているものの、お湯に顔をつけているためブクブクと空気が漏れる音しか聞こえない。

 ……いかん、さすがに息が限界だ!

 なのが達が入ってくる前から湯面に顔をつけて息を吐いているためか、通常よりも早く限界が来たようだ。

 ……だめだ! もう無理!!

「ばはぁ!!」

「うわぁ!?」「ふぇ!?」

 いきなり顔を上げた聖に二人はビクッと飛び上がる。

「はぁはぁ……死ぬかと思った……」

「だったらやらなきゃいいのに……」

 あきれた声をもらすフェイトに視線を送ることはなく、聖はずっと前を向い
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