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魔法少女リリカルなのはStrikerS-King Seong clone of another-
温泉
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リのところに球を打ち込む。鋭く入った球にはやては反応することができず、逃した。

 二人の対戦にその場の全員が息を呑む。何せ今までの出来事がほぼ一瞬だったのだ、息を呑むのも頷ける。

「やるやないか聖君」

「お前もなはやて」

 二人は互いに小さく笑う。そしてはやてはまたサーブを打つために構える。

「せやけど……」

 言った瞬間、球が聖のコートに突き刺さる。

「!?」

「……本番はこれからや」

 にやりと笑いはやてが聖を見据える。だが聖もそれに笑いながら、

「上等!」

 二人の対戦は始まったばかりだ。




「はぁ……はぁ……」

「はっ……はっ……」

 二人の対戦が始まりおよそ一時間後、二人は肩で息をし汗を流しながらにらみ合っていた。得点は聖のマッチポイント。

「凄いね二人とも」

「うん、卓球でこんなに時間がかかるなんて見たことないしね」

 なのはとフェイトは手に汗を握りながら二人の対戦を見守っていた。

「次で終わりにしてやるよはやて」

「どうやろな……私もまだ諦めてへんで」

 聖の宣言にはやてが小さく笑いながら答えると球を浮かせ、サーブを打つ。その球はかなりのスピードだが研ぎ澄まされた聖の感覚で捕らえられぬものではなかった。

「はっ!」

 またも鋭角に球を飛ばす聖だが、

「その狙いはもう見飽きとるでっと!!」

 はやてはそれを予測し軽くそれを切り返す。

「そうか……よっ!」

 切り返された球も捕球しようとする聖。しかし、スリッパのためか足が滑った。

「しまっ!?」

 足を滑らせながら何とか返したものの、入った球はゆるゆるの超チャンスボール。これをはやてが見逃すわけがなく、

「もらったぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 渾身の力をこめて球が打ち出される、だがはやては聖の顔を見た瞬間、背筋に悪寒が走った。

 聖は笑っていたのだ、はたから見たら完全に取れないであろうこの状況でも、聖は笑みをこぼしていた。

 ……まさか、わざと!?

「気付いたみたいだなはやて! だがもう遅いぜ!!」

 聖はまっすぐに飛んでくる球を見据えると、体勢を低くし、目にも留まらぬ速さで腕を振りぬく。

 打球はしっかりとはやてのコートに入り、はやてもそれを打ち返そうとするが、

「その打球……消えるぜ」

 聖が告げた瞬間、はやてが捕らえたはずの球が消え、はやてのレシーブは空振りに終わった。

「勝者、白雲聖くん!!」

「っしゃあ!!」

 告げられた勝利に聖は大きくガッツポーズをとった。周りからも拍手が巻き起こった。それだけ白熱した試合だったのだ。

「いやー、完敗や。強
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