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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第三話「サッカー/SOCCER」
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中心ユニットの眉へ命中させた。
「リリカル・マジカル!ジュエルシード、シリアル10……封印!!」
レイジングハートから激しい光が放たれ、大木と根に飲まれた町はその光によって元の姿へと戻ることが出来た。
「大丈夫?しっかりして」
僕は委員長達のもとへ歩み寄ると、委員長の方を揺さぶった。
「う、うぅ……?」
彼女が目を覚ますと、目の前には蒼い鎧をまとった少年が自分の方を揺さぶっていた。
「あ、あなたは……?」
「ぼ、僕?僕は……」
あまりこの姿で名乗るのはどうも恥ずかしいが、僕はモデルXを見つめて……
(モデルX…ロックマン…)
僕は咄嗟に思いついた名前を彼女たちに名乗った。
「……僕の名前は、ロックマンX!」
そう言うと僕は壁蹴りでビルとビルを飛び移りながらなのはのもとへと戻った。
「ロックマンX……素敵!」
委員長はロックマンXと名乗ったタケルの背を目に目を輝かせていた……
「ROCK・ON…解除……」
僕はそう呟き、ロックマンの変身を解いた。そして隣には元の姿に戻ったなのはもいた。
「僕にでも使えない遠距離魔法……この子、一体どれだけ魔法の才能を持っているんだ?」
なのはの足元でそう思うユーノと、
『僕の機能とは対応外だった高性能なレーダー反応と、そしてあのオリジナルの彼にしか編み出せなかった伝説の技までも……この少年の適合能力は僕の想像以上にズバ抜けている……』
モデルXもこの事態を認めざるを得なかった。
「……いろんな人に迷惑かけちゃったね?」
そうなのはが呟くと、僕は頷いた。
「うん……」
「何言っているんだ!二人とも、ちゃんとやってくれているよ!?」
『そうだよ?そんなに自分を責めることはないよ?』
二人の相棒はそう慰めるも、
「私、本当はあの時気づいていたんだ?でも、気のせいかと思っちゃって……」
そう彼女は落ち込みながらしゃがみこんだ。
「なのは……」
僕はそんな彼女を見た。
「悲しまないで……?僕にだって責任があるよ。僕の気の弱さが、今日みたいな事を引き起こしたんだ」
「そんな、タケル君は何も悪くないんだよ?本当ならジュエルシードを集めるのは私の役目なのに、それをタケル君もが手伝ってくれて……今まで私が全部引き受けるはずだったのが、タケル君も一緒に居てくれたから……」
「なのは……」
それでも僕のことを責めず、むしろ感謝していた彼女に僕は振り返った。
魔法使いと、ロックマンになって初めての失敗を僕らは経験した。自分のせいで誰かが傷つくのは見たくない、自分ばかりが逃げていてはいけないと気付いた僕はモデルXと共にロックマンとなってなのはと一緒にジュエルシードを集めることにしたのです。
最初は収集だけが目的かと思っていた、自分なりに一生懸命やればそれでいいと思っていた、けれど
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