第二話 訓練中!
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「地雷除去はただ勘でやるものでは無い!」
そう大きい声が鳴り響く外でまわりの奴らは後ろで腕を組み立っている。
「敵国の地雷は強力なものではある、しかし、無敵ではない!必ずしも弱点があるんだ!それをこれから改めてこのウィーズン軍曹がお前らに説明してやる!」
俺はなんでこんなとこにいるんだっけ?軍服を着て…、
「この前の作戦の犠牲者は100人以上だ!これがどういう意味かわかるか?この隊の100分の1だ!こんなことでは安全な土地にし敵軍に勝つことなど到底無駄だ!」
旗を持って…スコップ持って…、
「だから使うのだ!知恵を!地雷はさっきも言った通り万能ではない、弱点は必ずある!一つは『最初の地雷は起爆しない』ということだ!最初に掘ったところに地雷があったとする、しかしそれは爆発しない!なぜならそれがスイッチの役割を果たすからだ!最初の地雷は掘ると電波でまわりの地雷に情報を出す、そしてスイッチを入れて起爆可能状態にするのだ!」
地雷?起爆?何の話だ?
「つぎだ!二つ目は『数字草が生える』ということだ!数字草は知ってるな?地雷のまわりにしか生えない特殊な草だ、数字草はまわりにある地雷のわずかな電波をキャッチして成長する!地雷の数によって育ち方が違って地雷の数が数字草の数字になる!」
数字草?聞いたことがないな?
「最後だ!お前らの持っている旗だ!それはただの旗ではない!最新型の『地雷除去旗』だ!下に小型の解体機が付いていてこれが地雷を動かなくする!つまり、地雷の上にこれを刺せばお前らの安全は確保される!」
あぁ、そうか…ここは…、
「ここは戦場だ!心してかかれ!敬礼!」
ふつうじゃ…ないもんな…
「今日から地雷除去班、および貴様らのけがを治す医療班?とやらに所属する……名は…何と言ったか?」
「えぇ!おれまだ入るとも言ってないんですけど?!」
「貴様の答えなど関係ないのだ。いったろ?これは強制だ。」
「いや、だから俺はこのせか――――――――――――――」
「ええぃ!知ったことか!名を名乗れ!名を!」
えぇ〜……いきなり変なとこにつれてこられた挙句、変な軍服のおっさんに怒られるとかないわ〜…というかここにいる人たちみんなすっげーガン見してんだけど…う〜ん…しようがないか…、
「名前は―――――」
「おい!訓練の時間だ!早く来い!」
テントの入り口から顔を出した軍人がそう言った。
「もうか…行くぞ」
そういった瞬間何人もいた軍人が立ちきれいな隊列を組み歩きだした。
「ぼーっとしてないで早く行くぞ!」
そう言われて自分は荒れ地についた。
「話が急展開すぎる…」
背中に旗、右手にシャベル、左手で敬礼…大変だなこいつらも…
「新人!お前もそこに並べ!お前の隊員番号は『2138697391』
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