第一部「吉良吉影は眠れない」
第五話「サンドイッチ窃盗犯」
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
乗る名はない。」
ゴゴゴゴゴ…。
どうする?先手必勝でキラークイーンを叩き込むか、それとも奴の様子を見るか…。ここで奴を倒さなければならないのには変わりはない。
「だせよ。お前のスタンド。」
「なんのことだ?」
「とぼけるんじゃねえ!!さっきこのサンドイッチを爆弾に変えたとかなんとか言ってたじゃねえか!!んな安心できるわきゃねぇだろ!!」
「さぁ…なんのことかな?」
私はあえて知らんようなそぶりで奴の様子をみる。それからにする。奴がスタンドを出したと同時に叩き込む。スピードなら私の方が上のはずだ。
「すっとぼけるのもいい加減にしろよ!!ぶっ殺してやる!!サーフィス!!」
「キラークイーン!!な、なんだ!?」
間田は背中に隠していた人形を私自身に変身させ、私と向かい合わせになる。とても奇妙な気分だ。自分の分身と目を合わせることなどないだろう。それ故に私は動揺してしまった。
「どうだ?自分の分身を間近で見た感想は?ハハハw さぁ、やれよ。自分を殴ってみろよ!!」
「どうしようもないクズだな。貴様には慈悲の気持ちなど全くもって感じないよ。今すぐにでも吹き飛ばしてやる。」
グッ…。体が動かない。どうゆうことだ!?
「そうかいそうかい。愉快愉快。だけど僕の前には無力だよ。対象の人物に化けた人形は君を操作するからね。」
「な、なんだと!?操作!?そんな馬鹿な!!」
「さて、まずはその爆弾とやらを解除してもらおうかな。」
間田は私に化けた人形に命令を下し、サンドイッチを持たせた。
「どうだ?爆弾を解除できたか?」
「いいえ、この吉良吉影という人間は最初から爆弾など仕掛けてなどおりません。」
くっ…。ばれてしまったか…。というより、この男をなんとかしなければ…。
「へぇー。僕を出し抜いたんだねぇ〜。まぁ、君らしいよね〜。ったく…ハッタリかよ。」
「何が言いたい?」
「何?僕に逆らうのかい?まぁ逆らう奴はどうなるか、思い知らせてやるよ。」
間田は不適な笑みを浮かべ、人形を操作する。それと同じ動きをする私が恐ろしかった。そしてこれから起きるであろう身の危険を。
「オラッ!!オラッ!!」
ゴスッゴスッ!!
「うぐぉっ…ぐはぁっ…。」
動きを固定された私は一方的に殴り蹴りを加えられた。時間からして3分程度だがまさに地獄のように長かったような感覚だ。この怒り、絶対にぶつけてやる。
「へぇー。吉良くんって言ったよね?君、案外タフなんだね。まぁその方が都合がいいんだけどね。」
「貴様…どうなるか…わかっているんだろうな?」
「ん?何が?ハハハw 今の君は僕よりも悲惨だよ。散々すぎるよねぇ〜。僕が受けてきた
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ