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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才 バージョン2
46話 再会
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企業スパイだった」

「お母さんが…そんな」

「当然娘のお前に言える筈が無い。そんな時、我々は真理君に出会った。真理君は我々を孤児院を教員として雇い、デュノア社から守ってもらうことになっていたんだ」

「ただその後、デュノアのオッサンがそれに気づいて、俺から情報を引き出せとロロットさんに命令したんだ」

「…そんなの断れば…」

「確かに断れば良かったかもしれない。けど、ロロットさんはそれができなかった……断ればお前の命がなかったからだ。気付かなかったか自分が狙われていたこと?」

まあ気づくわけないか。あっちもプロだし、二年前のデュノアはただの一般人だからな。

「暗い話になってしまったね。そう言えばシャルロット。学校はどうだい?友達はできたか?」

「え、あ、うん。友達は沢山できたよ。それに…好きな人も…」

「織斑一夏君か。そうか……私的にはバロウ君だとずっと思っていたんだよ。小さいころからいつも一緒にいたからね」

「バロウは他に好きな人が要るって昔聞いたことがあるから…」

ハハッと笑うデュノア。バロウも可哀想に好きな奴にこんな勘違いをされてるとは。

「おっと、そろそろ時間だな。デュノア帰るぞ」

「はい。じゃあ叔父さんまたね」

「あぁまた」

俺達は応接室から出て、エレベーターに乗りこみ、第六発表室に向かった。

「デュノアは本当はお前、俺にも聞きたいことがあるだろ」

「はい。いくつかありますが一つだけどうしても知りたいことがあります。一夏についてです。神倉先輩は何か知っているんですよね」

「ああ、けどこっから先は別だ。お前が俺に得のあることをするなら教えてやる」

「そうですか」

エレベーターが目的の階に着いて俺達は第六発表室に戻った。




















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