第142話 Uranus
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が・・・!どんどん体が押し潰されていきます。
ウ「邪魔する者は、消す・・・」
ウェ「!?」
ウラヌスさんが吐き捨てるようにボソッと呟きました。ま、まさか・・・!
ウェ「ウ、ウラヌス、さん・・・闇に、落ちてしまったんじゃ・・・、」
光の魔法から闇の魔法になってしまった『ブラックテンプラネット』。500年間「シャンダの湖」に封じられている間に、10の惑星の守護神さん達も闇に心を・・・このままじゃ、ウラヌスさんも、天王星も、闇に・・・!なんとしてでも、私が・・・私が助けないとっ!
ウェ「お願い・・・グランディーネ・・・!私に、力を・・力を貸して・・・・っ!!」
私は押し潰されながらも、深く深く息を吸い込むと、
ウェ「天竜の・・・咆哮ッ!!」
ウ「!?くっ・・・」
私の攻撃は当たらなかったけど、ウラヌスさんが咆哮をかわした時に天秤が止まって、私は動けるようになった。その隙に素早く立ち上がって、
ウェ「天竜の・・・砕牙ッ!!」
拳をウラヌスさんに向かって振りかざそうとしたけど、
ウ「潰れろ・・・」
ウェ「!」
また天秤が揺れ始めて、私はまた押し潰された状態になっちゃった。しかも、さっきよりも強いパワーで・・・ウラヌスさんは音も無く私に歩み寄ると、
ウ「消え失せろ・・・」
光が差し込んでいないオレンジ色の瞳が氷のように冷たいです。私は怖くて涙が頬を伝いました。
ウェ「ウ、ウラヌス、さんの・・・役目は、何ですか・・・・?」
ウ「!?」
私の質問に少し目を見開いたウラヌスさん。
ウェ「わ、私の、役目は・・な、仲間の、怪我や、病気を、治したり・・・な、仲間と、い、一緒に・・仕事を、したり、する、役目、です・・・・でも、今の、役目は・・・『ブラックテンプラネット』を、止めて・・・ウ、ウラヌス、さんを・・・天王星を・・・・救うのが、私の、役目、です・・・・」
ウ「!!!」
言い終わった時にはすでにウラヌスさんのオレンジ色の瞳に光が差し込んでいました。すると、ウラヌスさんの体が黄色に光りだしました。ウラヌスさんは光が差し込んでいるオレンジ色の瞳で微笑むと、消えてしまいました―――――
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ウェ「・・・あ、あれ?ここは・・・・?」
いつの間に戻ってきたのか、私はコロールの森に戻って来ていました。
シャ「ウェンディーーーーーッ!!」
ウェ「シャルルッ!」
シャルルが涙を流しながら私の胸に飛び込んできた。
シャ「もぉっ!どこに行ってたのよっ
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