第二十話「第三者の乱入」
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ティコアの切断された頭を捏ね回していた。
「へえーやるなぁ。コイツそれなりに強いと思ったんだけどなぁ〜」
「? あんた、その化け物の知り合いか何か?」
レックスの質問に、レオは答えない。
レオはそのままマンティコアの頭を持ってぶつぶつ何かを呟いている。
「まぁいいや。コイツはこっちで回収しとくから………」
「あんた等は、ここで肉片にでもなっててくれ」
直後、レオはレックスの真正面に1秒もしないうちに到達した。
レックスが居合いの構えをとり、レオを斬ろうとする。
しかし遅かった。
レックスはレオの掌底をまともに食らい、派手に吹っ飛んだ。
「ごあ………ぐふ!!」
壁にぶつかり、口から多量の血を吐き出した。
オルテガも武器を構え、レオに斬りかかろうとする。
オルテガが降り下ろしたナイフは、素手で受け止められた。
「う〜ん、いい線いってるけど俺様を殺すには、まだ足りない」
そう言うと、レオはナイフごとオルテガを片手でぶん投げた。
オルテガが宙を舞い、背中からドサッと落下した。
背中への衝撃から、立ち上がることができない。
「ガハッ、ゴホッ、ゲホッ!!」
痛みで肺から酸素が絞り出された。
ソレンス、ユニ、フィン、タガートのおっさん……
今度こそ俺、死ぬかもしれない………
オルテガは、兵士として死を覚悟した。
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