30部分:第三十章
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・・・・そうですか」
「ええ。それでは」
ここまで話して話題を変えてきた。
「私達はこの夕食が終われば帰らせて頂きます」
「お帰りになられるのですね」
「そうです、日本へ」
帰ることを彼に伝えた。
「もうこれで」
「そうですか。もう日本に」
「一度来られて下さい」
この言葉は社交辞令だったが本心からの言葉だった。
「お待ちしています」
「わかりました。一度日本に行ってみたいと思っていました」
リンデンバウムの返事も社交辞令だったが本心からのものだった。
「それではその時は」
「はい、お待ちしています。それではですね」
「はい」
リンデンバウムは沈みきった顔だが役の申し出を受けた。後は静かに食事を進めるだけだった。それを終えてから二人は。彼に別れの挨拶をして城を後にしたのだった。またあのモミの森の中を二人で歩いている。真夜中なので周りは暗黒の世界に包まれている。
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