幽鬼の支配者編
幽鬼の支配者
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こっち入ってよかったと思ってる」
ルーシィは笑顔でドアノブに手をかける。
「だって妖精の尻尾は・・・」
ガチャっとドアノブを回す。
すると・・・。
「おかえり」
「おかー」
「いい部屋だな」
「意外に片付いてるわね」
「よォ」
「サイコーーーーーーーーーー!」
グレイ、ハッピー、エルザ、ティア、ナツの順で迎えられた。
「多いってのーーー!」
ルーシィはキャリーバックをナツに投げつける。
なぜナツが選ばれたのかは不明だ。
「ファントムの件だが、この街まで来たという事は我々の住所も調べられてるかもしれないんだ」
「え?」
エルザの言葉にルーシィがゾッとする。
「まさかとは思うが1人の時を狙ってくるかもしれねぇだろ?」
「だからしばらくは皆でいた方が安全だ・・・ってミラが」
「そ、そうなの!?」
「今日は皆でお泊り会やってるよ」
その会場は全員一致でルーシィの家に決まったらしい。
「お前も年頃の娘だしな・・・ナツとグレイだけここに泊まらせるのは私としても気が引ける。だから同席する事にしたという訳だ」
「ナツのグレイは泊まるの確定なんだ・・・あれ?ルーとアルカは?」
「あの2人はミラとエルフマンと一緒にいる」
「私はナツの監視役」
めんどくさいわ、と言いたげに頬杖をつくティア。
「気晴らしにな!」
「プーン」
「おお!プルー!何だその食いモン!?俺にもくれ」
「やめなさいな、人の家よ?」
「俺はもう寝っからよォ、騒ぐなよ」
「エルザ見て〜、エロい下着見つけた」
「す、すごいな・・・こんなのをつけるのか・・・」
「清々しいほど人ん家エンジョイしてるわね」
好き勝手に過ごすメンバーを見て、ルーシィは諦めたように溜息をつく。
「それにしてもお前達・・・汗臭いな。同じ部屋で寝るんだ。風呂くらい入れ」
「やだよ、めんどくせ」
「俺は眠ーんだよ」
反論するナツとグレイに、エルザはそっと手を乗せる。
「仕方ないな・・・昔みたいに一緒に入ってやってもいいが・・・ティアもいいだろう?昔みたいに風呂に入らないか?」
「嫌よ。私は1人で入るから、アンタ等はエルザと入ってなさいな」
「アンタ等どんな関係よ!」
エルザとナツとグレイとティアの妙な関係にルーシィはツッコみを入れた。
それから少し。
「ねぇ・・・例のファントムって何で急に襲ってきたのかなぁ?」
風呂上がりのルーシィは濡れた紙をタオルで拭きながら疑問を口にする。
「さあな・・・今まで小競り合いはよくあったが、こんな直接的な攻撃は初めての事だ」
ハートクロイツのマークが散りばめられたパジャ
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