第141話 Pluto
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
小さな過ちで闇魔法『ブラックテンプラネット』になってしまった為、コロールの森にある『シャンダ』の湖に封印し、500年間誰にも知られずに封印され続けてきたんですよね。その500年の間に、10の惑星の守護神さん達が、『闇』に落ちてしまった・・・だから、守護神であっても、支配者という訳ですね・・・もしかしたら、プルートさんを倒せば、『ブラックテンプラネット』を止める事が出来るかも・・・!少し希望が見えてきました。僕は痛みに耐えながら立ち上がると、
ト「プルートさん、僕があなたを、冥王星を、救ってみせますっ!」
僕はそう決意すると、左手を胸の前に置き、
ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!透明人間!てんぐ!」
空中に紫色の魔法陣が浮かび上がり、そこから姿は僕にしか見えませんが透明人間と、長くて赤い鼻をしたてんぐが姿を現しました。僕は幽封玉が割れてしまった為、今回はお化け達と戦わないと・・・!
ト「てんぐ、強風を起こしてくれっ!」
て「あいよっ!」
てんぐは持っていた葉っぱのうちわ一振りで紫色の空間中に強風を起こしました。
プ「っ!」
プルートさんも顔を顰めます。
ト「透明人間、プルートさんの背後から攻撃してくれっ!」
透「ん。」
透明人間はすごいスピードでプルートさんの背後に周ると、クリアナックルで背中を殴り掛かりました。が、
プ「消えなさい・・・」
透「!」
ト「!?」
プルートさんはさっと振り返ると、透明人間の鳩尾に強烈な一撃を食らわせました。透明人間は妖霊界に帰って行きました。
て「お、おい、トーヤ、どうなってんだ・・・?た、確か、透明人間は、お前にしか、姿が、見えないはずだろ・・・?」
ト「う、うん・・・」
でも、プルートさんは透明人間の姿が見えた。それも、的確に・・・
て「トーヤ、こいつ危険だぞ・・・」
ト「分かってる・・・」
僕は再び左手を胸の前に置き、
ト「我と、心を通わせ、姿を現せ!出て来い!雪女!」
魔法陣から艶やかな長い黒い髪の毛と大きな瞳、白い肌に白い着物、唇だけが赤く染まっている雪女が姿を現しました。
ト「てんぐは銀風!雪女は雪崩!」
て「今後こそっ!」
雪「はい〜。」
てんぐは葉っぱのうちわを一振りして銀色に輝く風を起こし、雪女はプルートさんの背後で雪崩を起こしました。これならさすがのプルートさんでも・・・!っと思ったのも束の間、プルートさんは紫色に輝く杖を斜め右上から下にゆっくり振りかざすと、風はピタリと治まり、雪崩もピタリと止まってしまいました。僕達は開いた口が塞がりません・・・
雪「そ、そんな・・・」
て「ど、どうなってんだ・・・・?」
雪女とて
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ