第141話 Pluto
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れる方法と、『ブラックテンプラネット』を止める方法を考えます。
ト「う〜〜〜ん・・・?」
ですが、どんなに頭を回転しても、どんなに頭を使っても、どんなに頭をひねっても、方法は何一つ思いつきません。唸り続けていたその時、
ト「!」
さっきよりも更に強大な魔力が背後から感じました。僕は慌てて振り向くと、
ト「え・・・!?」
そこには、腰近くまである淡い紫色の髪の毛に、足首まですっぽり隠れる淡い紫色のシンプルなドレスに身を包んだ僕と同い年くらいの女の子が四方八方紫色の空間の中で立っていました。女の子の黒い瞳には光が射していなく、手には先が巻き貝の形をした紫色に輝く杖を持っていました。その女の子の雰囲気が、どことなくウェンディさんに似ていました。でも、なぜこんなところに女の子がいるんでしょうか?
ト「え、えぇっとぉ〜・・・あ、あなたは・・・?」
恐る恐る話しかけてみると、女の子は表情を一切変えずに、小さいけど透き通るような声で、
プ「私はプルート・・・冥王星の守護神・・・・」
あ、冥王星の守護神さんでしたか。僕はてっきり襲い掛かってくる敵かと思いました。そんな安心は束の間。プルートさんは持っていた巻き貝のような形をした紫色に輝く杖の先を僕に向けると―――――
プ「守護神でもあり・・・冥王星の支配者でもある・・・」
ト「え・・・」
すると、紫色に輝く杖の先から紫色の光線が放たれました。その光線は僕の右肩を貫きました。
ト「っあぁぁあぁあああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
ただの光線かと思ったのが間違いでした。僕は右肩を押さえてよろめきました。ローブは破れ、肩からは出血。で、でも・・冥王星の、守護神さんが、な・・・なぜ、冥王星の支配者に・・・・?そんな事を考えていると、またさっきの紫色の光線が、今度は僕の左脇腹を貫きました。
ト「っぐわあぁぁあぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああっ!!」
さっきよりも激しい痛みが体全身に伝わります。
プ「邪魔者は、排除するのみ・・・!」
ふと僕の頭の中に、思いもよらぬ最悪の事が浮かび上がりました。ま、まさか・・・!
ト「プ、プルートさん・・あ、あなた、もしか、して・・・『ブラックテンプラネット』のせいで、や、『闇』に・・・・落ち、て・・しまっ、たんじゃ・・・・」
元々『ブラックテンプラネット』は、スバルさんの先祖、超有能な科学者のギンガ=P=ノービリさんが発明した全宇宙にある10の惑星を『光』に変える魔法『ホワイトテンプラネット』。でも、
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