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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝とお姫様 E
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」
一輝は手と足に手錠をかけ、さらに縄でぐるぐる巻きにし、式神二体を監視につけて倉庫に放り込む。
「じゃ、後は任せた。」
「いや、一輝も参加していけば?一人参加者減ったし、ちょうどいいよ。」
「えー・・・この空気の中参加するの?」
「この空気を作ったのは一輝でしょ?さっきの水とかで盛り上げてよ。」
「はぁ・・・分かりましたよ。やらせていただきます。」
一輝はその後、投げやり気味に水や火を操り、その場を盛り上げた。
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次の日、空港にて。
「じゃあ、私は帰るね。」
「ああ、またな。あと、これ渡しとく。」
一輝はポケットの中から名刺のような物を取り出す。
「何、これ?」
「俺のプライベートのほうの連絡先。何かあったらメールしてよ。助けに行くから。」
「どうやってくるつもり?外国だよ?」
「俺は、無断での入国を許されてるよ。」
一輝は国でのトップランクなのだから、もちろん世界的にもトップランクだ。
そして、もうこれでもか、と言うほどにいろいろなことを許されている。
いざという時に対処が出来るように、と言う名目のもとだが、乱用している人物はかなり多い。
一輝はまだしていないほうだが。
「そうだったね・・・じゃあ、お願いしてもいいの?」
「ああ、友達を助けるのは当然だよ。」
「友達・・・ね。まあ、家族になる方法は他にもあるか。」
マヤはそうつぶやくが、もちろん一輝には聞こえていない。
「マヤ様、そろそろお時間が・・・」
「分かった、すぐに行く!」
マヤがそう返すのを見て、一輝は微笑を浮かべる。
「頑張ってるな。」
「うん、国に帰ったらまずは家族相手にこれで話してみる。」
「そうしとけ。後から後悔するのは、結構つらいからな。」
「一輝も、妹さんに会ったら素でいきなさいよ?」
「まあ、暴走しないといいんだがな。」
「溜まった家族愛なら、仕方ないでしょ。あ、そうだ。ひとつ忘れてた。」
「何を忘れてたんだ?」
「えっと、ちょっと目をつむっててくれる?」
「別にいいけど・・・」
一輝が目を瞑ると、一輝の頬にマヤがキスをする。
「え・・・は!?」
「お、初めて一輝を動揺させた!なるほど、直接行けばうまくいったのか。」
「いや、お前・・・何してんだ・・・?」
「今回のお礼、だよ。ありがたく受け取りなさい。」
マヤはそう言い残すと、飛行機に乗っていった。
そして、一輝はしばらくその場でボーッとし、どうにか意識を取り戻したところで、
「あ・・・変態ストーカーのこと忘れてた。」
あわてて刑務所に行き、ダムを警察に引き渡し、後のことを全て任せた。
後日のニ
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