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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝とお姫様 E
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で演じ続けることになった。」
「お前のミスのおかげでな。油断して妖気をもらすからだ。」
「あっそ。でも、卵程度なら俺でもやれるぜ!」
そこで天邪鬼が包丁を持ち、一輝に襲い掛かる。
一輝はそれをよけ、距離を置く。
「逃げるだけかよ!」
「ここはパーティの会場だぞ?荒らすわけにはいかねえだろ!」
一輝はそう言いながら広くなっているところまで誘導する。
「さて、観客もいることだし、少しは頑張ってみるか。」
「は、卵ごときが何言ってんだ!」
天邪鬼はすぐそばのテーブルをつかみ、一輝に向かって投げる。
が、それとそれに乗っていたものは全て空中でとまり、別の位置に運ばれて並べなおされる。
「空気で支えるには重いんだぞ?出来る限り飛ばすんじゃねえよ。」
一輝はそう言いながらペットボトルを逆さにし、自分の周りに水を漂わせる。
「へえ、それがテメエの能力か?」
「まあ、そうなるかな。水だからって甘く見るなよ!」
一輝は水の槍を形成し、飛ばす。
天邪鬼はそれを避けるが、槍は方向転換をして天邪鬼を追い続ける。
「これは・・・ちょっとまずいか?」
「いや、チェックメイト。」
そして、天邪鬼の意識が完全に槍に移った瞬間、一輝は空気の刃で天邪鬼を斬る。
「な・・・」
「はいおしまい。」
一輝はそのまま水と空気で斬り刻み、バラバラにしたものを水で包んでその場を汚さない。
そして、光る小さな玉、魂が一輝の中に入ると、一輝は式神を出してその死体を封印する。
「おい、あの少年水で妖怪を・・・」
「ああ。式神すら使わずに、卵がここまでするとは・・・」
「まさか、噂になってる型破りの・・・?」
一輝の様子を見た観客はそんなことを言っている。
そして、一輝はその人たちのほうを向くと、
「ああ、正解。俺がその型破りだけど?」
さらっとそう伝える。
「それは、本当に・・・?」
「ああ。俺が日本の第三席、型破りこと寺西一輝だ。」
一輝からすれば、ここまで宣伝できる時もないので出来る限り知名度を上げていく。
そして、今言った第三席とは日本内のランキングのことだ。
霊獣を倒したことでこの席についている。
そして、国内ランキング10位までは式神の使用許可など、様々なことが許されており、その旨はライセンスに明記されているので店員は驚いていたのだ。
「じゃあ、彼が霊獣殺しの一人か?」
「まさかまだ卵だとは・・・」
「それに、まだ子供だぞ・・・」
ちなみに、このあたりの情報は一輝の年齢もありあまり公表されていない。
国のお偉いさんが調べれば突き止めることは出来るが、ただ偉いだけの人は知ることが出来る内容ではない情報となっている。まあ、この一件で一気に情
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