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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝とお姫様 D
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数分後、マヤが落ち着きを取り戻してから食事を終え、一輝の操る水に乗って東京に向かった。
「まったく・・・まさか一輝がなんの躊躇いもなくあんなことを言う人だとは・・・」
「さっきから何度も言ってるが・・・一体何のことだ?」
「なんでもありません!自分で考えなさい!」
「んな滅茶苦茶な・・・」
まあ、これは一輝が悪い。
「ふう・・・よし!切り替えて遊ぼう!」
「・・・まあ、マヤがいいならそれでいいか。」
二人はその案件を無理矢理に片付け、楽しむことにした。
「さて、どこから回りたい?」
「じゃあ・・・まずはあそこからで。」
マヤが指すのは、遊園地。
「アニメ関係はもう回ったから、次は遊びたいな、と。」
「いいけど、他のところを回れないと思うぞ?」
「それでもいいの!」
「なら、何も問題はないよ。行きますか。」
二人は、マヤが指差した遊園地に行き、そのまま入場する。
「で、どれに乗る?」
「一輝は乗りたいのないの?さっきから聞いてばっかりだけど。」
「なら・・・最初にジェットコースターに乗る?」
一輝が指すのは、この遊園地でも人気の高いアトラクションである、ジェットコースターで、妖怪ですら気絶した代物である。
それは、見た目にも分かりやすく、恐怖体験できることが分かる。
「・・・あれ、脱線しないの?一部一部道がないんだけど・・・」
「大丈夫、雪女か何かが道を作るみたいだし。」
「なんでそれが分かるの?」
「妖気を感じたのと、今目の前で起こってるし。」
マヤも言われて目を凝らし、透明な道を視認する。
「よくあんなのが見えたね・・・」
「眼は結構いいからな。まあ、勘の部分も多いけど。」
そんなことを話している間に氷の道は消えた。
「で、どうする?あれを最初は結構きついと思うけど。」
「ううん、乗る。頑張る。」
「そんなことを頑張られても・・・」
マヤは若干震えているが、それでも乗る気なようで、ジェットコースターのほうに向かっている。
そして、乗る直前、さすがに心配になって最後に聞く。
「今ならまだ、降りれるけど?」
「ううん、ここまできたんだから、乗る。」
が、意思を変えるつもりは無い様なので、一輝は気にしないことにした。
その後、マヤはずっと、悲鳴を上げていた。
「大丈夫か〜?」
「・・・無理・・・ぜんぜん、大丈夫じゃない・・・」
「・・・やっぱり止めとけばよかったか。」
マヤは一輝に背負われていた。
とても歩くことが出来る状態ではなかったため、一輝が無理矢理に取った手段だ。
「さて、今水出すから、少し横になってろ。」
「はい・・・」
一輝はマヤをベンチに下ろし、そ
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