よぉし、特別編だ!
トリックオアトリートメント!
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美「トリックオアトリートメント!お菓子をくれないと女装写真ばらまくぞ☆」
十月三十一日。
全国的にハロウィーンと呼ばれる今日、オレは美愛に脅されていた。
陽「お前は逝ってこい。とりあえず逝ってこい」
美「えー、つまりはばらまきオッケーってこと?りょーかい!」
陽「すんませんっした。ったく、おら菓子」
オレはいつものように用意していた焼き菓子を美愛に渡す。
美「ありがとおにぃ。じゃあ次」
ア「陽龍、トリックオアトリート。お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ♪」
陽「うん、アリシアは普通だからよし」
ア「わーい」
美「嘘だッ!!」
本当だ。
というか無駄にネタを押し込むな。
美「さって、我が家ではこれくらいにして・・・」
ア「今年も翠屋に集合だっけ?」
一年の頃からオレたちは何かしらのイベントがあると翠屋に集まるので、今回も例外なく翠屋に向かう。
あー、メンドクセー。
美「まったく、はやく行くよ、おにぃ!」
ア「引きずってっちゃうぞー♪」
オレは二人に両手を引かれながら、家を出た。
そして翠屋につき、扉を開ける。
全員「トリックオアトリート!」
陽「なにちゃっかり美由紀さんまで参加してるんですか。しかも美愛とアリシア、お前らには家で渡しただろうが」
み「永遠の女子高生だからおっけー」
美「別腹?」
ア「というか、一回だけなんてルールは存在してないしねー」
美由紀さんは年齢を考えてください。
陽「別に多く作ってるからいいんだけどね」
毎年こんなかんじだし。
いたずら(というか女装写真ばらまかれ)されても困るし。
恭「陽龍、俺の分がないぞ」
陽「なに恭也さんまでもらおうとしてるんすか!?って、士郎さんと桃子さんもかよっ!」
高町家は割と図々しかった。
慎「あれ?俺のお菓子だけ変じゃね?」
なんか何時の間にか袋を開けて食べようとしている慎吾の手元には茶色っぽい焼き菓子ではなく、何故か輝やいているお菓子。
陽「ああ、慎吾がそれ当てたんだ。全部同じじゃつまんなかったし、一つだけ特別なやつ作ってみた」
慎「へえ・・・とりあえず食べてみるか」
慎吾はそう呟いてから輝くお菓子を口に入れる。
陽「あ、言い忘れてたけどそれ、わさびとマスタードと唐辛子とハバネロとか辛いやつ全部混ぜただけだから普通に辛いぞ」
慎「ぶふっ!?おま、なんてこ・・・ぐぎゃあぁぁぁぁぁ!?」
美「うわっ、汚いっ!」
テレビだとキラキラ補正がかかる。きっと。
あ「それにしたって陽龍、どうしてそんな材料で輝くのよ・・・」
陽「それはオレも気になる。なんだろ、やっぱラストのアレが原因かね?」
ア「ラストのアレって・・・あの変な色して
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