第七章
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あったなんてな」
「ですね、あのお婆さんに」
「全くだ、そう思うとお白粉もな」
「悲しいものがありますね」
「綺麗でいい匂いだがな」
だが、だ。それでもだった。老婆の話を思うと。
「悲しいな」
「ええ、重いです」
こう話してだ、そしてだった。
二人は二人の部屋に去った、そして休んで。
彼等はこのことは出張中も帰ってからも話さなかった。しかし。
二人きりになり雪を見るとだ、その時はしんみりとして話すのだった。
「あの時を思い出すな」
「ええ」
老婆のことを思い出してだ、あの時のことと老婆の話を思い出しそして白い悲しみを振り返りそうなるのだった。
お白粉婆 完
2013・8・30
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