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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第10話 レーティングゲーム前編 ライザー眷属VSジオ
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ても不可思議な魔法だな、なんだそれは?」

 カーラマインは俺の魔法に不思議がっているようだ。
 そんなに珍しいのか?滅竜魔法って?
 俺がそんな風に思っているとカーラマインの剣が炎に包まれる。

「私はライザーさまの眷属、フェニックスの眷属は炎と風と命を司る!この炎を受けよ!ハアッ!」

 炎を纏った剣で再び斬りかかってきた。俺も迎撃をしたが、ここで騎士との差が出始めた。
 にわか仕込みの俺と剣の扱いに慣れた剣士、そこへ騎士の特性を加わり相手の剣を受け止められず体のところどころに切り傷ができる。しかも火傷のオマケつきで。

ザシュ。

「くっ、混沌竜の鉤爪!!」

ブオン。

ガギィン!

「っ!」

 斬られながらも俺は混沌を纏った蹴りを叩き込んだ。剣で止められたが相手を吹き飛ばし距離をとることができた。
 まずいな、このままじゃふりだな。・・・・・・・なら次は俺から攻めるだけだ!
 俺はカーラマインに突撃する。それに対して相手も迎撃にでた。
 カーラマインの剣には追いつけない、一本だけだったらな。なら――――
 カーラマインによって斬撃がはじかれ体勢を崩す。そこへ追撃がくる。

「もらった!」

「もう一本増やすだけだぁああ!」

ガギィイィィイン!

 俺はもう片方の腕からも斬撃を繰り出し受け止めた。それに驚き固まっているのその隙を突き猛攻をしかけた。
 さっきまでと逆転して俺がカーラマインを押す形になった。俺の両腕から繰り出される斬撃にカーラマインが押されていく。
だが、カーラマインも負けてはいなかった。俺の攻撃を防ぎ、隙を見ては反撃をしてくる。そのたびに炎と熱が襲ってくる。それでも俺は攻撃の手を休めず攻撃し続ける。

「うぉおおおおおおおおおお!!」

「はぁああああああああああ!!」

ギィン! ギィン! ギィン! ギャリン!

「うりゃああああああ!混沌竜の鉄拳!!」

バキャン!

「!?」

ドガァ!

「!?ぐっはぁああああああ!!」

ズォドドドドオオオオオンン!

 お互いに打ち合い拮抗するが、俺の一撃が決まりカーラマインは吹き飛ぶ。

「はぁ、はぁっ、はぁ」

 荒い息を繰り返しながらカーラマインが吹き飛んだ方を見る。土煙のせいでよく見えない。

ずしゃ。

 土煙の中から音が聞こえた。それとともに弱くなった土煙の中に人影が見える。
 土煙が治まるとそこにはぼろぼろのカーラマインが立っていた。鎧も壊れ剣も折れてあきらかに重傷だがその眼はまだ死んでいなかった。

「・・・・・・・ここまでの相手だったとはな、嬉しいぞおまえのような強者に会えて。だが、私は負けん!我が主ライザー・フェニックスさまの名にかけ
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