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ハイスクールD×D混沌竜のドラゴンスレイヤー来る!!
第10話 レーティングゲーム前編 ライザー眷属VSジオ
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そのお一人が、サーゼクス・ルシファー、『紅髪の魔王(クリムゾンサタン)』。それが部長のお兄様であり最強の魔王様です」

 なるほどそういうことか。
 俺は説明を聞きなっとくした。

「そろそろ時間です。皆様、魔方陣の方へ。開始時間になりましたら転送され異空間の戦闘フィールドに着きます」

 促され、魔方陣の上にみんな集まる。

「なお、一度あちらに移動しますとゲーム終了まで魔方陣での転移は不可能となりますので」

 魔方陣がグレモリーの紋様と違うものになり輝きだした。
 ・・・・・・さて、不死鳥(フェニックス)狩りと洒落込みますか!










 転移されたのか光が治まった。 しかし、周りを見ると部室の中だった。
 どういうことだ?失敗したわけじゃないし・・・・・・。

『皆様このたびの「レーティングゲーム」の審判役を仰せつかった、グレモリー家の使用人。グレイフィアでございます』

『わが主、サーゼクス・ルシファーの名のもと、ご両家の戦いを見守らせていただきます。今回のバトルフィードはリアス様が通う人間界の「駒王学園」のレプリカをご用意いたしました』

 イッセーとアーシアが窓を開けて外を見ている。さっきまで真っ暗だった外が随分明るくなっているようだ。

『両陣営、転移された先が本陣でございます。リアス様の本陣が旧校舎、オカルト研究部部室。ライザー様が新校舎、生徒会室。「兵士(ポーン)」のプロモーションは、相手の本陣の周囲まで赴くことで可能となります。なお、特別参戦者、竜守ジオさまの扱いは「兵士(ポーン)」とさせていただきます』

 本当にチェスを大きくした感じのルールだな。イッセーがプロモーションするためには相手本陣の側まで行かないといけないのか。

「この通信機器を耳に付けてください」

 朱乃さんがイヤホンマイクタイプの通信機器を渡してくれた。
 それをつけながら部長が言う。

「これでやり取りするから壊さないでね」

『開始時間となりました。ゲームの制限時間は、人間界の夜明けまで。それでは、ゲームスタートです』

キーンコーンカーンコーン。

 チャイムが鳴り響いた。開始の合図。
 初の「レーティングゲーム」が始まった。




 俺は新校舎に行くため校庭に向かって走っている。
 ゲーム開始してすぐには動かず、部長は戦略を練ってみんなに指示をだした。それぞれが指示どうり動くなか俺はドアを開け廊下にでようとしていた。それを見た部長が「何処に行くの?」尋ねたので俺は部長に言った。

「ちょっと相手に奇襲仕掛けてきます」

 そう言って部室から外に走り出す。部長たちの止める声を無視して敵本陣に一直線に走った。
 旧校舎を出た俺
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