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東方攻勢録
第七話
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焔猫燐……さとりさんのペットだよ」

「つまり……操られてるんですか?」

「……だろうね」


小町はあたりを見渡してみる。周りには大勢の兵士がこちらに銃口を向けてにらんでいる。だが、小町が探しているのはただの兵士ではない。


(誰もいない……一人だけなのか?)


キーボードを取り付けた兵士はお燐の後ろにいる兵士だけだ。小町がさがしていたのは、お燐をあやつる別の兵士だった。

だが、操っている兵士はほかにいそうにない。それに、後ろにいた兵士はお燐をみながらキーボードをたたいていた。


(あいつ二人も操ってるのか……?)


状況を考えてもそうとしか考えられない。しかし、まずお燐と周りの兵士を対処しないといけない。

小町はメディスンにアイコンタクトをとると、再び戦闘体制に入った。

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