第一部「吉良吉影は眠れない」
第三話「強盗」
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「ふ…私がただの一般人だと思ったら大間違いだ。今、私の背後に貴様のスタンドをすりこませただろう?」
「テメェ…スタンド使いか?目的はなんだ?やっぱし弓と矢か?ぁあ!?」
この男…当たりだ。私はついに突き止めた。弓と矢はやはりこの男が持っている?
「私に運は味方してくれているようだな。懸賞金、弓と矢の回収ができるとなれば…私は迷わず貴様を捕らえる。」
「テメェも追っ手か…。それにスタンド使いときたか…。面白い。やってみろよ。この俺に…テメェのそのスタンドで俺を倒してみろ?」
この男…かなり挑発的だな。しかしここで挑発に乗るのはバカとアホのすることだ。まさしく有伍のような無知な人材。だが私は違う。いつでもどこでも三手先までは読んでみせる。
「フンッ…そんな挑発…私に効くとでも思ったか?貴様の考える事はどうせ、私を罠にはめることなのだろう?」
「さぁ?それはどうかな?俺のアクア・ネックレスに弱点はない。敗北もないんだよ?」
アンジェロはスタンドを発現させ、私を襲わせる。しかし、私の能力は「触れたものを爆弾に変える能力」触れてしまえば私の勝利は確定的だ。
「っしししッ?くらいやがれ?」
「マヌケめ?この私に敵うとでも思ったのか!?恥を知れッ?」
私のキラークイーンはアンジェロのアクア・ネックレスに触れた。だが…触れると同時に、二つに裂け、私の懐へと回り込まれた。
「な、なんだ!? これは!?」
「マヌケはどっちだ?俺のスタンドは水型…テメェの攻撃なんざ喰らわねぇんだよ?わかったか?」
懐に入ったアクア・ネックレスは所構わず私に憑依した。溺死させようというのか?だがそれは返って好都合だ。私は三手先まで読んでいる。このくらいの事は承知の上だ。
「私を溺死させる気だろう?しかしだな…甘い…甘いんだよ。」
「ぁ?何言ってんだ?こいつ…今テメェがどんな状況なのかわかってねぇようだな?」
だから無能な奴は嫌いだ。皆、口を揃えては同じ事を口走る。はぁ…。思い知らせてやるか。上には上がいるということを…私には勝てないということを…。
シュバババババッ?
私はアクア・ネックレスを体に纏いながら、無防備なアンジェロへとキラークイーンのラッシュを叩き込む。
「何を言ってるか…まだわからない?君は私には勝てない。それだけだよ。」
ズドドドドドッ?
「グェアアアアァァァァ?」
ラッシュを叩き込まれたアンジェロは後方に吹っ飛ばされ、銀行内へと放り込まれた。
「フンッ…。容易い。こんなあっけなく終わってしまうとは…。つまらないものだな。」
私はゆっくりと倒れているアンジェロのもとへと駆け寄る。
「思ったより弱いな。君にはガッカリだ。さぁ
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