DAO:ジ・アリス・レプリカ〜神々の饗宴〜
第八話
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い!!セモン!!」
「目を覚ませ!どうしたんだ!!」
「はぁあああっ!はぁああっ!はっ……あ……」
弾かれるように目をあけると、そこには不安げに自分を見下ろす三つの頭があった。
「ハクガ、カズ、リーリュウ……」
「ああ、やっと起きた。おはようございます、セモンさん」
ハクガがほっとした表情を浮かべる。
「俺は……一体……?」
「すげぇうなされてた。どうしたんだよ?」
「俺達はお前の叫び声で起こされた。のた打ち回って、やみくもに剣をふるって……押さえつけるのに苦労した」
「そう、か……ごめん」
セモンは素直に謝る。ハクガは笑った。
「いえいえ。大丈夫ですよ。それより、コクトさんがダイブしたそうです」
「マジで!?」
「はい。あと一時間ほどで合流できますよ」
「よっしゃぁああああ!!」
カズがガッツポーズをとる。
「それではみなさん、先に進むとしましょうか」
「おう!」
立ち上がるハクガ。威勢のいい声をあげてカズも立ち上がる。
「……セモン、行くぞ」
「ああ」
リーリュウに促され、セモンも立ち上がる。
あの夢。
この世界は、単なる最新鋭仮想世界ではない。
小波は、いったい何をたくらんでいるのだろうか。
「(小波……絶対に、お前が何をたくらんでいるか聞かせてもらうぞ)」
歩き出した三人を追って、セモンも足を動かし始めた。
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