戦闘校舎のフェニックス
第27話
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後遺症が残ってたらどうしようかと思っていたから。
「彼はどうだった?」
「本当に面白い方でした。思ったことを口にし駆け抜ける。赤龍帝を宿す彼ならやれるのではないでしょうか」
「その様子だとプレゼントは無事受け取ってくれたようだね」
「はい。準備を整え次第乗り込んでくるでしょう」
なんだ?プレゼントに乗り込んでくる?
・・・まさか。
「ルシファー様。まさか、イッセーにリアス様を奪還させる気ですか?」
「正解だ。よくわかったね」
「先ほどのお二人の会話でと私とあなたの会話で推測できました。さらに仮説を述べてもいいでしょうか?」
「構わないよ」
「では、今回の婚約。そもそもルシファー様は反対されていたのではないですか?
理由としては兄として自由に恋愛をしてほしかったからが妥当ですか。ですが、魔王としてそのような理由で悪魔の存亡にかかわる事柄をなかったことにできない」
ルシファー様は黙って聞いている。
「そこに現れたのがイッセーです。不死のフェニックスに対抗することの出来うる『神滅具』を宿すイッセーなら勝負で勝つ望みがあった。
普通なら約束であったリアス様の大学卒業まで待つことでイッセーを育てるのが得策だったのでしょうが、ブーステッドギアの所有者はいつ死ぬか分からない」
これはイッセーの神器について聞いたことだ。赤龍帝とは二天龍の一角であり、対の白龍皇と因縁がある。
それは神器となっても続いており、歴代の所有者はその運命に巻き込まれるのだと。
そのため、イッセーもいつその運命に巻き込まれるかわからない。
「だから、急遽婚約を早めた。そしてレーティングゲームをするようにした」
「くくく、アハハハハハハ」
ルシファー様は突如笑い出した。
「いや、ミステリーの犯人はこんな感じなんだろうか。自分の計画をこうも推理されると清々しい気分になるよ」
「と言うことは」
「大正解だ。ばれないようにしたつもりだったのだがね」
「この会話をしなければ推測できませんでした」
イッセーについて聞いたり、部長との関係について聞いてきたから。
「ならばれたところで、聞いてみようか。直に来る兵藤一誠君にはライザーと決闘をしてもらうつもりでいるんだ。その勝利報酬として望むものを与えるつもりなんだが何を選ぶと思う?」
「当然、リアス様を返してほしいと願うでしょう」
「うん、私もそう思うよ。なら、そもそも彼はライザーに勝てると思うかい?」
「私はイッセーが勝つと信じています。そして、イッセーは生半可な想いでは来ません」
「そうか。最悪の場合の逃げ道としてグリフォンを用意しているし大丈夫だろう」
「そうなった場合、あとが大変なので一誠様が勝つことを願いましょう」
準備万端と言うわけか。
「さて、私の計画を見事推理して
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