戦闘校舎のフェニックス
第27話
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、グレイフィアに叱られたが・・・」
後半、威厳が無くなっていった。魔王としていいのだろうか。それで。
「さて、次なんだが君の神器、マナクリスタルを見せてもらってもいいだろうか?」
「構いませんが」
俺はマナクリスタルを出現させ、ルシファー様に見せる。
希少な神器だから興味があるのだろうか。
「綺麗な瑠璃色をしているね。実になつかしいよ」
「!? これを知っているのですか?」
「随分と昔にこれの所有者と知り合いでね。彼の水晶の色は白だったよ」
「魔王ともなると詳しいのですね」
「私も所有者と知り合いだったから知っていたに過ぎない。彼と知り合っていなかったら知らなかっただろう。なんせ出現例は『神滅具』よりも少ないと思うよ」
魔王にすらそこまで言わせる神器か。
「どうしてそこまで少ないかご存じですか?」
「いや、私も神器に詳しいわけじゃなくてね。堕天使の総督をしているアザゼルなら知っているかもしれない。神器の研究をしているからね」
気になったから聞いてみたが知らないようだ。まぁ、特別気にしているわけじゃないからいいか。
「時にリアスの兵士、ドラゴン使いの兵藤一誠君とは旧知の仲だそうだね」
「はい、10年の付き合いになります」
「彼の人柄について聞いていいかな?」
魔王として赤龍帝を宿すイッセーの事が気になるのだろう。別に隠すこともないし話しても大丈夫だろう。
「おおむねこの前のゲームを見てもらった印象であってると思います。
学校では変態三人衆の一人で特に胸に関しては人一倍関心があります。どのくらいエロいかはあの技を思い出してもらえればわかるかと」
「ドレスブレイクだね。あの技は笑わせてもらったよ。実に欲に忠実な悪魔らしい技だ」
さすが魔王と言うべきか。できれば注意してほしかったんだが、無理そうだ。
「それでいて、決めたことには常識無用で突き進む奴です。友達になったばかりのシスターに命を賭けるくらいには」
「そうか。リアスについては、どう思ってるかわかるかい?」
「大切な主で笑っていてほしい人でしょうね」
「リアスのためにも命を賭けてくれるかね」
「ええ、もちろん賭けるでしょう」
これは即座に答えることが出来る。
「うん。それを聞いて安心したよ。どうやら仕込みは無駄にならずに済みそうだ」
仕込み?いったい何をしたんだ?
その言葉について考えていると、扉がノックされた。
「グレイフィアです。よろしいでしょうか?」
「ああ、入ってくれ」
ルシファー様の返答に、グレイフィアさんが入ってくる。
「一誠様がお目覚めになりました」
その言葉に俺はグレイフィアさんに即座に聞いた。
「イッセーの容態の方は?」
「問題ありませんでした。すぐにでも動けます」
それを聞いて安心した。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ