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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第48話 1日だけの
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、心拍数が限界を越えた為、意識データを一時遮断した為だろうか。
ロザリアは、完全に気を失い倒れこんだ。
そして、リュウキは斬る事はせず、そのままロザリアを黒鉄宮に通ずるゲートに放り込んだ。
それは、今まで行ってきた所業の報い。恐らく、現実世界でも付きまとうだろう。
そう、たとえこの世界から戻れなくとも、この世界でも永遠に牢屋の中だ。例え現実に戻れたとしても、本当の意味で牢屋の中だろう。
それは、
犯罪者ギルド
(
オレンジ・ギルド
)
似合いの結末だった。
全てが終わった数秒後。
「あっ………」
シリカは、腰が抜けてしまったのか、立ち上がれず、ただ震えていた。リュウキの目には自分が傍に近づけば近づくほど震えているようにも見えていた。
「………オレが怖い……か」
リュウキはそう判断しようだ。今の今まで、隠していたのもそうだ。本来の自分達の素性を。それに、今回の事件もそうだ。あのギルドに対して、心底憤怒していたから、と理由もあるが、先ほどは、まるで自分が自分じゃないくらいに感じたのだ。怒りに我を忘れる。とまではいかないが、それくらい怒っていたのだとリュウキは自分でも判っていた。
……そんな自分を見て、シリカは 怯えてしまった、怖がらせてしまったと思ったのだ。
だが、そのリュウキの考えは違っていた。
「ちが……違いますっ……。その――あ……足が動かないんです……」
シリカは……必死に首を左右に振ってリュウキの言葉を否定した。だけれども……、肝心なことが出来ない。
動けないし立つ事も出来ないのだ。
だからキリトが軽く笑って右手を差し出してきた。その手をぎゅっと握ってから、やっとシリカは立ち上がることが出来た。
「……オレもごめんな。シリカ。君をおとりにするようになっちゃって。本当は、直ぐに言うつもりだったんだ。でも……君に怖がられてしまうと思ったら、言えなかったんだ」
キリトは謝罪を行っていた。
キリト自身もリュウキと同じ気持ちだったのだ。シリカに、怖い思いをさせてしまったのだから。
「いえ、そんな……大丈夫……です。だって……だって……」
シリカは、ぎゅっとキリトの手を握りそして、リュウキの方も見て。
「お2人のおかげで……私も、ピナも……助けてもらい、ました。……命の……恩人なんですから……」
シリカは笑顔で、必死に笑顔を作って……笑おうとしていた。
でも、身体はまだ震えている。
「あっ……」
支えられていても、恐怖感はまだ拭えておらず、脚から崩れ落ちてしまう。思わず手を付いてしまいそうになったその瞬間。
リュウキが反対側からシリカを支えた。
「……街まで送るよ
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