第139話 天と地・・・今、繋がる・・・・
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スバルは目を輝かせた。
チェ「さぁ、邪魔者もいなくなった。今度こそ『ブラックテンプラネット』の封印を解くぞっ!」
ス「イエッサーッ!」
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『ここからショール目線でいきます。』
俺達はハッピーとフレイのお手柄で、間一髪のところでチェスからトーヤの魔力を取り返す事に成功した。今はナツの鼻を頼りにウェンディ達の居場所に向かっている。
ユ「あいつ等、追いかけて来ないね。」
ユモが後ろを振り返って言う。普通は自分達の計画が台無しにならないように、また奪い返しに追いかけて来ると思ったけど、その様子はない。
ショ「何か、嫌な予感がする・・・」
そう思ったその時、
ナ「ウェンディーーーッ!シャルルーーーッ!」
ウェンディ達の居場所を見つけたのか、ナツが大声を上げる。
ウェ「ナツさんっ!皆さんもっ!」
シャ「無事で何よりだわ。」
ウェンディとシャルルはほっと胸を撫で下ろす。
ハ「はいこれ。トーヤの魔力だよ。」
ハッピーがウェンディに球体形になったトーヤの魔力を渡す。それを受け取ったウェンディは、目に涙を浮かべて、
ウェ「よかったぁ〜・・・これで、トーヤさんも・・・・」
ル「ほら早く、これをトーヤに返さないと。」
ウェ「そ、そうですね。」
ウェンディは涙を拭い、仮死状態のトーヤの傍にしゃがみ込む。ウェンディはトーヤの胸の辺りに魔力の固まりを近づけると、魔力は勝手にウェンディの手から離れ、トーヤの体内へと吸い込まれていった。すると、
ト「・・・ぅ、んん〜・・・・?」
ウェ「トーヤさん!」
シャ「トーヤ!」
ショ「気がついたかっ!」
トーヤはしばらく横になった状態で瞬きを繰り返し、起き上がっても辺りをきょろきょろ見回す。そしてやっと発した言葉は、
ト「あ、あれ・・・?ぼ、僕、いったい、何を・・・・?」
状況が把握出来ないトーヤは何度も瞬きをする。
ウェ「ヒッ・・よ、よか・・・った・・うぅ・・・・」
ウェンディの瞳から大粒の涙が溢れていた。それを見たトーヤは、
ト「えぇっ!?ウェ、ウェンディさん!?ど、どうしたんですかぁっ!?ぼ、僕、何か酷い事でもやりかしちゃいましたかっ!?」
必死にウェンディを慰めようと慌てているトーヤ。どうやら魔力を奪われた以前の記憶が無いみたいだな。
ト「ウェンディさんっ!い、いったいどうし・・あ、あれ・・・?」
ウェ「ト、トーヤさんっ!?」
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