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真・恋姫†夢想〜世界樹の史〜
第一廻 はじめてのさようなら
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ら貴方に幾度と無く襲いかかってくるでしょう。
  でも私だけは、どんな時も貴方の味方です。」

一刀「おう、ありがとな。
   あ、そうだ、最後に名前聞かせてくれないか?」

?「あら、私としたことがすっかり忘れていましたね。
  私の名前は荘周、字は子休と申します。」

一刀「そっか、よろしく荘周。」

荘周「えぇ、ではそこに並んでいる扉を選んでください。」

振り返ると、そこには無数の扉が並んでいた。

一刀「へ?あれ?こんな所に扉なんてあったか?」

荘周「ありませんでしたよ、今出しましたから。」

一刀「すげぇな。
   ん〜っと…ま、これにしとくか!行ってくるよ!」

荘周「行ってらっしゃい、天の御遣い。」


扉を開け、勢い良く飛び出す。

そこは雲の上だった。


一刀「ウソ?!ちょっと、荘周?!あ、落ちてる俺落ちてる!

   アーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

気を失った。








view 〜荘周〜


荘周「行ってしまいましたか…。」

貂蝉「ぬっふ〜ん♪お・つ・か・れ、荘周ちゃん!」

筋骨隆々の『漢女』がそこに居た。

荘周「貂蝉、貴方見ていたのですか?」

貂蝉「あったり前じゃなぁい!愛しのご主人様の晴れ舞台だもの!」

荘周「す、すごいイレ込みようですね…。」

貂蝉「あ〜ら、荘周ちゃんだっていつにもなくハシャいでたようだけど〜ん?」

荘周「気のせいです!」

貂蝉「そ〜お?でも、無理しすぎよん?成長のリミッターを外すなんて…消耗しすぎてご主人様が帰ってくるまで寝たきりね。」

荘周「そう…ですね。でも!」

貂蝉「ん〜?なにかしら?」

荘周「彼なら、やり…とげて…」

ふらりと倒れる周荘を貂蝉は軽く抱きとめる。

貂蝉「限界のようね。
   一番想いが強いのはこの子のはずだもの。
   でも、愛しのご主人様なら必ず何とかしてくれるわよん♪」



第一廻 fin
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