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東方虚空伝
第二章   [ 神 鳴 ]
十七話 王の使い
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と日が暮れるしね」

 立ち上がり玄関に向かう。

「紫はどうする、一緒に行くかい?」

「もちろん。お父様1人じゃ心配だしね、いろいろ」

 そう言うと紫はスキマの中に飛び込んだ。

「楓〜ほら早く行くよ」

「……はぁ、今行きます」

 楓は何故か疲れた様な顔をしていた。どうしたんだろうか。
 さてどんな子なのかな、諏訪子は。


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