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エネミーワールド
2章 これが「異能者、無能者の会」
第十三話「極悪な教師」
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のために来たのだと後悔している。そしてこのふざけた教師をぶちのめしたいとも、思う。でもそうなれば僕が逆にやられるんだけれども…。

ユウタ
「先輩…帰りません?」

シャイン
「うん、帰ろうか。」

僕らは一斉にドアノブに手を掛ける。その時、先生の口から吐き出されたある言葉が僕らを阻んだ。

教師
「ぁ、帰るの?じゃあ君ら 通知表 1確定な。」

シャイン&ユウタ
「すんませんでした?」

本能的に僕らは頭を下げた。
絶対に1は嫌だ。そんなことになれば、進級にも関わる。そんなのは絶対に嫌だ。生き抜くためには…やむを得ない。

国語の教師
「わかればいいんだ。ぁ、でもシャイン君。君、本当に大丈夫なの?」

シャイン
「ぇ?何がですか?」

国語の教師
「次失点したら…君、テストで成果を上げないと…1は確定的だよ?」

う、嘘だろ。そんな…。
僕の血の気は引いていく。まさにピンチだって事がわかった。失点くらい対したことないと思われがちだけどさ、僕、平常点がないと生きていけないくらい国語は酷いんだ。

シャイン
「それ、マジすか?」

国語の教師
「マジっすw」

うぜぇ。しかもどことない満面の笑みで…。
この人、嫌な人だわ。マジ嫌い。あのまま帰ってこなくて良かったのに。

ユウタ
「はぁ…。先輩大丈夫なんですかぁ?」

シャイン
「そういうお前はどうなんだよ?」

ユウタ
「ぁ、そうですね。今のところは全教科8割取れてるんで、大丈夫ですね。」

聞いた僕がバカだった。なんでこんな奴がよりによって勉強出来るわけ?何?どうして?どうしてだ?僕には到底理解できない。特に国語というモノに関しては…。

国語の教師
「まぁまぁ…その辺にしてくれよ。シャイン君がまるでバカみたいに見える。」

失礼だな?まぁ、確かに…僕は理系科目以外、勉強なんてしないし…そもそもやる気にもならない。ぁー。ホント僕はバカだな。だけどこの人だけには言われたくない。

シャイン
「あの…先生。」

国語の教師
「なんだい?シャイン君。ぁ、あとあれね、場合によっては容赦なく減点対象だからね。」

ぁ、この人ダメだ。

シャイン
「じゃあいいです。」

国語の教師
「じゃあ減点ね。」

シャイン
「なんで!?」

思わず唸りを上げた。気がつくと、無意識に僕は先生の胸ぐらを掴み上げていた。あ、これってさ…。

国語の教師
「反逆罪だねぇ。」

シャイン
「ぇ…ぁ…。」

\(^○^)/オワタ…。

ドガシャアッ?ズドッ?ボゴッ?ズシャアッ?

シャイン
「うぐぁあ…。」

国語の教師
「ふぅ…。わかったか?反逆罪はいかんのだよ。
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