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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第45話 思い出の丘
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だろう。万が一のことがあった時に、その時に転移結晶を使えばいいのだから。そして、幸いながら、帰り道では殆どモンスターと出くわす事はなかった。

 ここに来た当初のエンカウント率が、まるで嘘の様だった。

 シリカは、思い出の丘を駆け下りるように進んで、来たときの事を考えると、たとえモンスターが出たとしても1時間以内には確実につく。

(――――後少し……ほんの少しで、会える。ピナに……。また……)

 シリカは弾む胸を抑えながら先頭で小川にかかる橋を渡ろうとした時。

「……まて、シリカ」

 リュウキから呼ばれた。
 初めて……リュウキから、名前を、自分の名前をを呼んでくれたかもしれない。少し嬉しかったと感じたけれど、それは殆ど一瞬だった。そのリュウキの声が強張っていると感じたからだ
 そして、振り返ると、リュウキだけじゃなく、キリトの表情もがらりと変わっていた。それは、どういえばいいのだろう。

 そう、こうだった。――まるで、何かを警戒するかの様に、表情が変わっていたのだ。 

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