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中二病が主人公になったら?
第4話
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てみると、痛々しくて見てられないとでも言うように目を瞑って俯いていた。


リンチが始まってから少しして、

「ヒナタ様!」

と言いながら日向家の人が走って来た。
それを見たモブ共は、

「「「うわっ!やべぇ!」」」

と言って、そそくさと逃げていった。

「ヒナタ様、大丈夫ですか?」

日向家の人の問いかけにヒナタは頷いて答える。
この男はそれを見て安堵の表情を浮かべ、それから左下に視線を移す。

「この子は・・・」

そう言っただけで、再び視線をヒナタに戻し、

「さあ、ヒナタ様。帰りましょう。」

と言った。

「待って。この子は私を「彼とは関わってはいけません!さあ!」で、でも・・・」

ヒナタの反論も虚しく、男はナルトを放置して、ヒナタを連れて去っていった。

"えええ!?先日ヒナタを助けたのに、そんなにオレの株って上がってないの!?
マジかよ・・・orz"

人柱力であることのハンデの大きさを実感したナルトであった。

余談だが、『ヒナタのイジメを止めて、そこから一気に「ひなだお!」と言わせる』フラグは回収失敗に終わったものの、ヒナタの中でナルトの株が上がったことは間違いないとでも思ったのか、顔の半分はドン引きするほど凄くニヤついていたと言う。
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