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中二病が主人公になったら?
第4話
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日、事件前と変わらぬトレーニングをしていた。
いや、正確に言えば、ちょっと重りを重くして取り組んでいる。
どうやら、前の重さでは何とも思わなくなってしまったようだ。
ちなみに、現在の重りの重さは両足に70kgずつ、両腕に50kgずつの合計240kgである。
もはや、みんなの知る3歳児ではない。
想像してみるといい。
トマトを潰すかのごとく片手でリンゴを潰している3歳児を。
どうだ。気味が悪いだろう?ww

日が少し西に傾いてきた頃、一通りトレーニングが終わってしまったので、万華鏡写輪眼のもう1つの能力について調べることにした。
前回『月詠』を使ったときに左眼を使っている感覚があったので、恐らく左眼の能力はそれなのだろう。
という訳で、まだ判明していない方である右眼にとりあえず力を入れてみる。
しかし、何も起こらない。
『何も起こらない』ということは、うちはオビトの『神威』みたいにすり抜ける能力である可能性が出て来た。
という訳で、右眼に力を入れながら大木に突進してみる。
すると・・・なんと、見事にすり抜けられたのである。
したがって、もう片方の能力が『すり抜けしか使えない神威』であると判決を下そうとした。
しかしその瞬間、体がこれ以上前に進まなくなってしまった。
どうやら、右足が木の中に埋まっていて抜けなくなってしまったようである。
しかし、1秒後には再びすり抜けられるようになっていたので、それを使って大木から右足を抜いた。
これに対してナルトは不思議に思った。
うちはオビトの『神威』は連続して最大5分間すり抜け続けられるのに対し、こちらはたった1秒しかすり抜けられなかったのである。
つまり、何故こんなに短いのか、と思った訳である。。

ここまでの結果から、この能力は『次回の発動まで1秒のインターバルを要する、1秒間のすり抜け能力』と言える。
しかも、『吸い込み』も出来ない。
簡単に言えば、これは超劣化版の『神威』である。

「しかし、この能力・・・何か見たことあるような・・・
ああ、思い出した!これ、『阿修羅閃空』じゃん!」

『阿修羅閃空』とは、ス○リートファイターで登場する技で、一時的に全てをすり抜けて移動する技である。
主に画面端で使われ、画面端に追い込まれたときに使うことで相手の後ろを取り、かつ逆に相手を画面端に追い込むことが出来る結構面白い技なのである。
まあ、ゲームではムサいおっさんが腕を組んで「ム゛ゥゥゥゥン!!」と言いながら移動しているだけにしか見えんがww

"とりあえず、この技があれば相手の虚を衝く攻撃が出来るかもしれない。
やったね!タ○ちゃん!"


翌日、演習場で昨日同様のメニューに取り組み、その後公園にて『阿修羅閃空』を組み合わせた攻撃の練習をしていた
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