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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第53話 足りないもの
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え、あと先に帰ってるレイナーレが手伝ってくれてるはずにゃ」

「じゃああと私と黒姉がいれば充分ね。白音もうちの方でお風呂入っちゃいなさい」

「はい姉様」

 あぁ、ようやく家か。学校から帰って来るだけでも一苦労だぜ。

「ただいまぁ!」

 そう言って元気よく扉を開け放つ火織。

「あらおかえりなさい。今日も遅かったわねぇ」

「すみません。部活が長引いちゃいまして……」

「いいのよそれくらい。……イッセー、あんた一段と疲れてるわね」

「あぁ、まあいろいろあったんだよ母さん」

「ふふ、そう。……じゃあこれ見て元気出しなさいイッセー」

 ん? これってどれだ?

 そんな疑問をよそに母さんは一度キッチンに戻ると、レイナーレを引き連れて戻ってきた……って!?

「裸エプロン………………だと!?」

「う、うぅぅ……」

 そこには真っ赤になって恥ずかしそうに悶える裸エプロンのレイナーレが!?

「き、桐生に聞いて……その、日本のキッチンに立つのなら裸エプロンであるべきだって……」

 き、桐生ぅぅぅううう! ブルマに引き続きまたしてもあいつかぁぁぁあああっ!! 相変わらずいい仕事してるなこんちきしょうめ!!

「はぅぅぅぅ、イッセーさんの目が夕麻さんに釘付けです!」

「なんてこと! またしてもこの私が遅れを取るなんて!」

 ぐっ、やべぇ、周りがなんか言ってるけど真っ赤になってるレイナーレが可愛すぎて全然耳に入ってこねぇ。普段高圧的でツンツンしてるレイナーレがこんな弱り切った顔で悶えてたら破壊力がハンパねぇ! これがギャップ萌えか!

「うふふ、可愛いでしょ夕麻ちゃん。私も若い頃はこうして仕事帰りの父さんを元気付けてたわ」

 マジで!? っていうか親のそういう話は聞きたくなかったよ母さん! っていうか俺がエロいのは完全に遺伝だな!

「う〜ん、まさか今更その手を使ってくるとは……」

「黒歌姉様、こうなったら私達も……」

「ん、久しぶりにやるべき」

「えっ!? ってまさか……!」

 俺は背後からの不穏な会話を聞き、まさかと思って振り返ると……

「どうイッセー、我ら、久々の裸エプロン」

「イッセーは前や後ろより横からの見えるか見えないかが好きなんにゃよねぇ」

「お兄ちゃん、昔みたいにまたこの格好で毎日料理して欲しいですか?」

 黒歌姉に龍巳、白音ちゃんまでもがまさかの裸エプロンに!? 一体いつの間に着替えたんだ!? 早着替えってのにも限度ってもんが!

「っていうかそのエプロンどっから出したんだ!?」

「「「こんな事もあろうかと!!」」」

「まさか携帯してたってのかよ!? っていうか外! まだ玄関開
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