暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第3章 さらば聖剣泥棒コカビエル
第53話 足りないもの
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《エクスカリバー・ラピッドリィ》でその剣も弾いた!

「まだ!」

 しかしそこで攻めは止まらず、木場はさらに口元に魔剣を創りだし、口で咥えて火織に斬りかかった!

「それも予測済み!」

 って火織これにも反応するのかよ!? 口に咥えた魔剣が上空に弾き飛ばされた!

「くっ!?」

 そこで木場は悔しそうに顔を歪め、苦し紛れかそこでさらに蹴りを放った。火織もそれに難なく反応し、上体をそらすようにしてやり過ごそうとした……その時!

「えっ!?」

 なっ!? 木場の足の先から魔剣が生えた!? 見れば木場の表情もしてやったりといった表情をしてる! さっきの悔しそうな表情はブラフか!

 これには火織も虚を突かれたのか驚いた表情をした。そしてそんな火織に木場の魔剣は止まることなく吸い込まれ……

ギィィィイイインっ!!

 木場の魔剣が……透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)に受け止められていた!!

「あいつ……ついに抜かせやがった!!」

「まさか……」

「すご〜いっ!!」

 俺に続いて皆も驚きの声を上げる!

「ついに抜かせたよ、火織さん」

「えぇ、今のは私も驚いたわ。まさかいきなりここまで動きが良くなるなんて思わなかった。しかも愚直に真っ直ぐな剣筋を使ってた祐斗がいきなりこんなトリッキーな動きまで混ぜてくるなんてね」

「今までのままじゃいつまで経っても勝てそうになかったからね」

「そう……まあここまで来たことは褒めてあげる。でも……ここからが本番よ!!」

 そう言うと火織は猛烈な勢いで木場を攻めだした! 今まで使っていた天閃の聖剣(エクスカリバー・ラピッドリィ)に加え、左手にはさらに透明の聖剣(エクスカリバー・トランスペアレンシー)を携えて、二刀で猛烈に攻め立てる!

「僕だって……負けない!」

 木場はそんな火織の攻めにも必死に耐え抜き、今までよりもさらに多くの魔剣でもって一歩も引くことなく火織に喰らいついていった。そしてそんな木場の表情は……どこか活き活きとしていた。それを見た俺は

「よし! 俺も負けてらんねぇっ!!」

 ひざ上の白音ちゃんを抱き上げつつ勢い良く立ち上がる!

「白音ちゃん! 組手の続きを頼む!」

「はい!」

 俺だって負けてらんねぇ! 夢のためにも立ち止まる訳にはいかねぇんだ!! ……白音ちゃんを抱き上げてるこの格好で言っても絞まらないとは思うけど。







「うぁ〜〜〜〜……疲れた〜〜〜」

 あの後俺は白音ちゃんにボコボコに、部長と朱乃さんは黒歌姉にボコボコに、そして木場も最終的にはボコボコにという、もう神裂姉妹強すぎじゃね? と思わずにはいられない結果
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