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「あ、あの裏瀬くん? な、何もそこまでしなくても……」
「公子ちゃん優しいねえ。こんなマナーのなってない餓鬼共庇っちゃうなんて」
「だ、だってジュンペーが殴られただけで……それももうお返しは終わったでしょ?」
「そ、そうッスよ! 別にオレっち気にしてないんで!」
公子は純粋な憐れみから、伊織は恐怖からの制止だろう。
俺は悩むフリをして全員を見渡す。
「…………よし、椅子になってるコイツ以外はちょっと立てよ」
俺の言葉にホっとしたような顔になるが、終わったなど俺は一言も言ってはいない。
「全員スクワットしろ。俺がいいって言うまでな。ん? どうした? やらないの?」
近場にあった酒瓶を踏み砕いて急かす。
すると、面白い具合に全員がスクワットを始める。
「本気でやれよー。手ぇ抜いたらマジで白けるからさ」
泣きそうな――と言うか何人かはもう既に泣いている。
涙を流しながら勢いを強め始めたのだが……正直面白い。
まあ、何にしろこれで俺が煩わされることはなくなるだろう。
「さて――――公子ちゃんらはどーしてこんなところに居るのかな?」
これでようやく本題に入れる。
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